ハローキティやマイメロディなど、世界中で愛されるキャラクターを生み出し続けるサンリオが、未来に向けた大きな一歩を踏み出します。国内のテーマパークや全国の直営店、ネット通販に点在していた膨大な顧客データを一つにまとめる、大がかりな統合プロジェクトが始動しました。ファン一人ひとりの動きをカタチにすることで、より魅力的な商品開発やサービス展開を目指していく方針です。
これまでは同じグループ内であっても、ピューロランドの来園者がどのお店でどんなグッズを買っているかといった、一連のファン行動を把握しきれていませんでした。今回の改革により、ファンの年齢層や来店頻度、さらには「どのキャラクターを愛しているか」という深い好みの分析までが可能になります。点と点がつながることで、私たちファンへのアプローチも劇的に進化するでしょう。
ネット上やSNSでも、この動きに対して「推し活が捗りそう」「データ分析で新しい推しキャラが見つかるかも」といった期待の声が続出しています。企業がファンの熱量を正しく理解しようとする姿勢は、現代の推し活カルチャーとも見事にマッチしている印象です。集まったデータを駆使して展開される、今後の新しいアプローチから目が離せません。
新アプリ「サンリオプラス」が2020年春に誕生!お買い物と体験がシームレスに
データ統合の強力な推進力となるのが、2020年春にリリースされる共通ポイントアプリ「サンリオプラス」です。これはグループの枠を超えてポイントを貯めたり使ったりできる、ファン待望の仕組みといえます。2020年秋以降にはポイントで交換できる限定景品も豪華になる予定となっており、お店に足を運ぶ楽しさがさらに倍増しそうです。
企業は2021年春までに購買データを詳しく分析し、本格的な商品開発にフィードバックさせる計画を進めています。ここで注目したいのが、専門用語である「SKU(最小管理単位)」の削減です。SKUとは、商品のデザインだけでなく、サイズや色違いなどをすべて細かく分けた、在庫管理上の最も小さな分類の単位を指します。
実は現状、1ヶ月に発売される新商品約400種類のうち、大ヒットに至るのはわずか5つほどだといいます。無駄なバリエーションを減らして選択肢を厳選することは、トレンドに敏感なファンに刺さる「ハズさない神アイテム」の誕生に直結するはずです。選択と集中によって、グッズのクオリティがさらに底上げされる未来が非常に楽しみですね。
目指せ会員100万人!第2のハローキティを育てる長期マーケティング戦略
サンリオは2020年4月中にも現在のデータ統合を完了させる予定で、まずは2021年3月期に50万人の会員獲得を目指します。その後も2022年3月期に70万人、そして3年後となる2024年3月期には100万人へと規模を拡大する計画です。単なるキャラクタービジネスではなく、データに裏付けられた科学的なファン作りの体制が整いつつあります。
これまでの弱点だった中長期的な視点でのマーケティングを強化するため、すでに2018年春には専門の「マーケティング本部」が立ち上がっています。この組織が司令塔となり、統合されたデータをフル活用していく構えです。企業主導の一方的な流行ではなく、ファンのリアルな声や行動データから、次の時代を担うスターキャラクターが育成されます。
お馴染みの人気キャラクターを大切にしつつ、人々の好みの多様化に合わせて新しい個性をプロデュースしていく戦略は非常に現代的です。ハローキティに続く、世界を癒やす次世代の世界的アイドルキャラクターがこのデータ分析から誕生するかもしれません。サンリオが描く、デジタルとカワイイが融合した新しい世界を一緒に応援していきましょう。
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