日本のカワイイ文化の聖地、東京都多摩市にある「サンリオピューロランド」が、今、海外からの熱い視線を浴びています。2020年2月3日現在、同施設は訪日外国人、いわゆるインバウンド需要のさらなる獲得に向けて、大胆な戦略を展開しています。特筆すべきは、3月中旬から開始される海外団体客向けの貸し切りプランです。閉園後のパークを深夜2時まで開放するという、これまでにはなかった画期的な試みであり、すでに米国などの大学から約1300名もの予約が確定しています。
この特別な夜には、ハローキティたちが登場するパレードやキャラクターとの撮影会、さらにはレストランでの飲食提供も予定されており、世界中から訪れる学生たちにとって忘れられない一夜となるでしょう。日本文化やエンターテインメントを体験するだけでなく、異国の地で討論会を行う知的な交流の場としても機能するこのイベントは、まさに次世代の観光スタイルと言えます。SNS上でも「深夜のピューロランドなんて幻想的すぎる」「一生に一度は体験したい」と大きな反響を呼んでいるのです。
インバウンド需要を見据えた多角的な戦略
ピューロランドの魅力は単なる遊園地にとどまりません。近年、キャラクターの背景や運営の裏側を学ぶ職業体験プログラムなど、学習コンテンツとしての提案も強化しています。海外からの来場者は、国内客に比べてグッズの購買単価が5割ほど高く、平均で3000円後半に達するというデータがあります。この高い消費意欲に応えるため、浅草や上野といった観光地にグッズショップを次々と出店し、街中でブランドの認知度を高め、そこからピューロランドへ誘導するという巧みな戦略を敷いています。
もともとは中国や台湾からの観光客が中心でしたが、現在は東南アジアをはじめ、欧米や中東からも来場者が増えています。かつては7割を占めていた中華圏の比率が5割強まで低下し、世界各国からバランスよくゲストが集まるようになったのは、まさにグローバルな人気の証でしょう。私は、サンリオのキャラクターたちが持つ「言葉の壁を越える力」こそが、この急成長の鍵だと確信しています。今後も世界中のファンを魅了し続ける聖地として、さらなる進化を期待せずにはいられません。
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