2020年2月4日、イギリス外務省は、急速に感染が拡大する新型コロナウイルスへの対応として、中国本土に滞在する英国民に向けて可能な限り退避するよう勧告を出しました。これは、現地に住む約3万人の英国民の命を守り、感染リスクを未然に防ぐための緊急措置です。不要不急の渡航を控えるよう改めて強く要請しており、まさに一刻を争う事態と言えるでしょう。
この決定は、中国本土を対象としており、香港やマカオは含まれていません。外務省は、「もし現地にいて出国が可能であれば、速やかに行動すべきだ」と呼びかけています。特に高齢者や持病を抱えて治療中の方は重症化のリスクが極めて高いため、早急な決断が求められています。民間航空会社による運休も相次いでおり、今後数週間で出国手段がさらに限られる恐れがあることも考慮しなければなりません。
英政府の迅速な対応と現場の状況
イギリス政府は、1月末からチャーター機を派遣して中国からの避難を支援するなど、既に迅速な対応を見せています。ラーブ外相は、「国民がウイルスにさらされるリスクを最小限に抑えることが最優先です」と強調し、必要があれば継続的な支援を行う姿勢を示しました。現場では、感染源とされる湖北省への渡航中止勧告に加え、武漢と重慶の総領事館を一時閉鎖するなど、着実な対策が講じられています。
また、1月31日からは、中国全土の各公館から大使館員やその家族の退避も進められています。民間企業の動向も深刻で、航空大手ブリティッシュ・エアウェイズは、2月末まで北京・上海とロンドンを結ぶ直行便の運航を見合わせると発表しました。イギリス国内でも2人の感染が確認されており、保健省が懸命に対応にあたっている状況です。
このニュースを受け、SNS上では「家族や知人が無事に戻れることを祈るばかり」「政府の迅速な決断に感謝する」といった、国民の安全を願う声が多く寄せられています。一方で、「交通網が遮断される前に脱出できるか心配」という不安の声も広がっており、事態の深刻さが浮き彫りとなっています。一刻も早い感染拡大の収束と、現地に取り残された方々の安全な帰国を強く願うばかりです。
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