2020年1月21日、新潟県南魚沼市から、環境への配慮と地域の誇りを詰め込んだ素敵なニュースが届きました。お米を原料としたプラスチック素材「ライスレジン」を開発するバイオマスレジン南魚沼が、SDGs(持続可能な開発目標)のピンバッジを製作したのです。SDGsとは、国連が掲げた「誰一人取り残さない」持続可能でより良い社会を目指すための世界的な目標のこと。このバッジには、その大切なメッセージが込められています。
このバッジの大きな特徴は、何と言っても素材にあります。原料の51パーセントに、新潟県産の非食用米を使用しているのです。本来、プラスチックといえば石油由来が主流ですが、これを自然由来の素材に置き換えることで環境負荷を軽減できる技術は、まさにSDGsの理念を体現するものだと言えるでしょう。お米どころ・新潟の魅力を世界に発信しつつ、身につけるだけで環境保全への意志をスマートに表明できるアイテムとして、早くも注目を集めています。
地域が一体となって生み出す循環型社会
素晴らしいのは、製品開発だけでなく、そのプロセスにおいても地域連携が光っている点です。このバッジの製造に関わる梱包作業は、南魚沼市内の福祉施設が担っています。環境課題に挑みながら、地域での雇用創出や福祉への貢献という「社会的な価値」も同時に生み出しているのです。SNS上でも「地元のお米がプラスチックになるなんて画期的」「おしゃれなだけでなくストーリーがあって素敵」といった称賛の声が上がっており、地域一丸となって取り組む姿は多くの共感を呼んでいます。
価格はひとつ880円で、新潟市内の土産物店などで手に入れることができます。すでに南魚沼市や塩沢信用組合の職員が実際に着用を始めており、街中でこのバッジを見かける機会も増えていくはずです。同社は他にもライスレジンを活用した指定ゴミ袋を展開するなど、その歩みを止める気配はありません。身近なお米から、私たちの暮らしをサステナブルな方向へ変えていく。そんな未来の形を、この小さなバッジが真っ先に私たちに教えてくれているのではないでしょうか。
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