和歌山県を拠点とする注目のスタートアップ企業、グラフィットが、新たなモビリティの未来を切り拓こうとしています。2020年1月27日の発表によると、彼らが新たに開発したのは、立ったまま颯爽と乗りこなす「ロム」という名の電動バイクです。まるでキックスケーターのような軽快なシルエットを持つこの一台は、私たちの日常的な「ちょっとそこまで」の移動を、劇的に変えてくれる可能性を秘めています。
スロットルレバーで加速し、ハンドルで自由自在に方向転換する仕組みは、まるで路面をスキーで滑っているかのような爽快感をもたらしてくれるでしょう。最高速度は時速25キロに達し、コンパクトに折り畳むことも可能です。徒歩では少し距離があるけれど、わざわざ自動車を出すほどでもない、そんな絶妙な「ちょい乗り」需要を満たしてくれる、まさに待望の移動手段と言えるのではないでしょうか。
世界が注目するMaaSの新たな形
グラフィットの鳴海禎造社長は、今回の挑戦に大きな期待を寄せています。同社はこれまでにも、自転車と電動バイクの機能をスイッチひとつで切り替えられる「GFR」を世に送り出し、大きな注目を集めてきました。このGFRは、2017年9月の出荷開始以来、クラウドファンディングを通じて多くの支援者を獲得し、現在は約5000台もの普及実績を誇ります。ヤマハ発動機との資本業務提携といった飛躍もあり、彼らの技術力とビジョンには確かな信頼が寄せられています。
今回の「ロム」は、まず運転免許が不要な米国市場から展開を始めます。2020年2月から米国にて購入型のクラウドファンディングが開始される予定ですが、日本国内からの購入も可能です。日本国内では残念ながら道路交通法上、原動機付自転車として扱われるため免許が必要となりますが、移動の選択肢を広げるという試みは、非常に価値ある挑戦だと思います。特に地方都市など、交通手段が限られる地域において、こうした新しい移動手段の導入は、人々の生活の質を大きく向上させる鍵になるはずです。
SNSでも話題沸騰、期待の声
この発表に対し、SNS上でも期待の声が続々と上がっています。「折り畳めて時速25キロ出せるなら通勤が快適になりそう」「和歌山の企業が世界に挑む姿に感動した」といった好意的なコメントが多く見受けられました。MaaS、つまり「サービスとしての移動」という概念が浸透する中で、一人ひとりのライフスタイルに寄り添った、こうしたパーソナルモビリティの進化は、今後ますます欠かせない存在になっていくことでしょう。
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