「漫画の神様」として今なお世界中で愛され続ける手塚治虫先生。その若き日の情熱が詰まった幻の初期作品群が、2020年3月に書籍として蘇ることになりました。今回の復刻は、漫画界の歴史を揺るがすほどの大きなニュースとして注目を集めています。
SNS上でも「まさか令和の時代に手塚先生の新刊が読めるなんて」「10代の瑞々しい感性に触れてみたい」と、ファンの間で興奮を隠せない声が次々と上がっているようです。誰もが知る天才の、誰も見たことがない出発点に立ち会える好機に、期待が膨らみますね。
今回発売されるのは「TEZUKA OSAMU EARLY WORKS」という豪華な2冊組の書籍です。「手塚治虫新聞漫画集成」と「ロマンス島」で構成され、若き日の手塚先生がどのようにして自らのスタイルを築き上げていったのか、その軌跡が鮮明に浮かび上がります。
なかでも注目すべきは、先生が17歳だった1946年1月から3月にかけて少国民新聞に連載されたデビュー作「マアチャンの日記帳」です。ここから1960年までに新聞や企業のPR誌などに掲載された、単行本未収録の貴重な作品が多数収められています。
これらの作品は原稿が散逸し、国会図書館にも掲載紙がないため幻とされていました。しかし、手塚先生の遺品から新聞の切り抜きを収めたスクラップ帳が発見されたことで、掲載当時の雰囲気を残したままの再現復刻が奇跡的に実現したのです。
また、同時収録される「ロマンス島」は、歴史的名作「新宝島」の前に描かれた幻の単行本デビュー作。当時は「薄墨(うすずみ)」という、墨を水で薄めて濃淡をつける高度な描画技法が使われていたため、当時の印刷技術では再現できずに出版が見送られていました。
商業出版としては今回が初めての試みとなり、専門家も「大人向けか子ども向けか、模索していた時期の試行錯誤が分かる一級の資料」と絶賛しています。漫画の神様が天才へと覚醒する前の、人間味あふれる迷いや熱量を感じられるのは非常に感慨深いことです。
本作は出版社「888ブックス」より2020年2月9日からネット予約が開始されます。価格は2万2000円で1000部限定というプレミアムな逸品です。手塚ファンのみならず、日本の文化を愛するすべての人にとって、見逃せない至高の歴史的コレクションになるでしょう。
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