【2020年アカデミー賞】ジョーカーやパラサイトが歴史を塗り替える?動画配信の黒船ネトフリも挑む映画界の地殻変動!

映画の歴史がいよいよ塗り替えられる瞬間がやってきました。アメリカ映画界において最高の栄誉とされるアカデミー賞の授賞式が、日本時間の2020年2月10日、現地時間では2020年2月9日に開催されます。1929年に始まったこの祭典も、今回で92回目を迎えました。

2019年に公開された映画たちを対象に、監督賞や主演男優賞など全24部門で競い合いますが、やはり最大の注目は「作品賞」でしょう。今年はこれまでになかった画期的なジャンルの作品が多数ノミネートされており、これまでの伝統を打ち破るかが大きな見どころです。

SNSでも「今年は予想がつかない」「どの作品が勝っても歴史的瞬間になる」といった熱い声が飛び交っており、世界中の映画ファンが固唾をのんで見守っています。最有力と目される1次大戦を描いた「1917 命をかけた伝令」に対し、新機軸の作品たちが挑む構図に胸が躍ります。

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アメコミの悪役から非英語の傑作まで!異色の候補たち

まず話題の中心にいるのが、最多11部門にノミネートされた「ジョーカー」です。これはアメコミと呼ばれるアメリカの漫画「バットマン」に登場する悪役の誕生秘話を描いた映画で、現代の格差社会に一石を投じる内容が世界中で大ヒットを記録しました。

世界興行収入が約10億7000万ドルに達したこの映画が栄冠に輝けば、漫画原作の作品として史上初の快挙です。さらに、韓国のポン・ジュノ監督が手掛けた「パラサイト 半地下の家族」も、非英語の外国語映画として初めての作品賞受賞に向けて猛追しています。

この映画は貧困層の家族が、裕福なIT企業の経営者一家に寄生していく悲喜劇です。メディアからは、本作が受賞すればアカデミー賞が持つ「白人主義」という排他的なイメージを払拭できるとの見方も出ており、アジア映画の底力に期待が寄せられています。

映画界の黒船ネットフリックスが巻き起こす旋風

さらに映画産業の構造そのものを変えようとしているのが、インターネットを通じて動画を届ける配信大手の「ネットフリックス」です。前回の雪辱を果たすべく、今回は巨匠と名優がタッグを組んだ「アイリッシュマン」など2作品を作品賞候補に送り込みました。

ネットフリックスのノミネート総数は24件に上り、あのディズニーを超える存在感を示しています。私個人としては、劇場公開を前提としてきた映画界の「伝統」と、配信という「革新」のぶつかり合いこそが、現代のエンタメの進化を象徴していると感じます。

映画の定義そのものが問われる時代だからこそ、多様な表現が認められるべきではないでしょうか。どの作品がオスカー像を手にするのか、時代の転換点となる発表から目が離せません。

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