✨ ホコリを寄せ付けない魔法! ガストジャパンが開発した静電気防止コーティング剤で実現する衛生と鮮明な視界

長野県伊那市に拠点を置く電子部品設計のGASTJAPAN(ガストジャパン)が、画期的な新製品を開発しました。それは、壁紙や監視カメラのカバーといった様々な表面への静電気の帯電を防ぐ、コーティング剤です。同社の主力事業は電子部品の海外取引ですが、為替リスクに左右されにくい自社製品の強化を目指す中で、この高付加価値な製品が新たな収益源として注目されています。

この新しいコーティング剤の特長は、その持続性の高さにあります。開発された液体は、金属酸化物の微粒子を分散させており、対象物に塗布すると、電気を通す非常に薄い金属酸化膜を形成します。この膜が、表面に溜まった静電気を効率的に空気中に放電する仕組みです。同社の実験では、わずか60秒間で帯電していた静電気を約7割も減らすことが確認されました。これにより、静電気によって吸い寄せられてしまうホコリや花粉などが付きにくくなるという効果が得られます。

静電気を帯びにくくなることで、この製品は幅広い分野での応用が期待されています。特に、高い衛生環境が求められる病院の壁紙や、常時クリアな映像が必要とされる監視カメラのカバー、さらには照明装置などへの活用が考えられます。SNSでは、「病院の壁紙が綺麗に保てるのは良いことだ」「監視カメラの映像がクリアになるなら、防犯にも役立つ」といった、衛生面や実用性に対するポジティブな反響が見られました。

一般的な静電気防止コーティング剤は、界面活性剤を使用して空気中の水分を吸着し、その水分を通して静電気を逃がす仕組みが主流です。しかし、この方法では耐久性に劣り、主に繊維製品への用途が限られ、壁紙などには使いにくいという課題がありました。対して、ガストジャパンが開発した製品は、形成される金属膜の密着力が強く、界面活性剤を用いた製品に比べて比較的長時間にわたって効き目が持続すると言われています。また、臭いや色がないため、壁紙への施工にも使いやすい上に、乾燥した環境下でも効果を維持するという点も大きな強みでしょう。

ガストジャパンは2017年からこの製品の展示会への出品を始め、いよいよこれから本格的に市場への売り出しを開始します。気になる価格は、1リットルあたり税抜き1万8,000円です。コーティング剤を均一に塗布するには専門的な技術が必要となるため、同社は製品販売だけでなく、塗布加工のサービスも受け付けていく方針です。

2003年に創業したガストジャパンは、2018年5月期の連結売上高が約4億2,000万円で、これまで電子部品の設計・製造、そして取引先企業の海外工場への出荷を主力事業としてきました。しかし、国際情勢や外国為替の変動に業績が左右されやすい分野から脱却するため、利益率の高い最終製品の分野を模索しています。実際、2018年には農業分野での土壌の性質を計測する機器の開発拠点を伊那市に開設するなど、新たな事業の柱づくりに積極的です。

今回のコーティング剤は、同社が目指す新しい事業の柱とするための切り札であり、将来的に年間2億円の売上高を目指す計画です。現在も、研究機関と連携し、製品の効果の測定や詳しいメカニズムの研究が続けられています。この革新的な技術が、単に静電気を防ぐだけでなく、日本の様々な施設の衛生環境や設備の安全性向上に大きく貢献していくことを期待しています。

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