秋田の雄大な田園風景を世界に発信し、地域の活性化を目指す壮大なプロジェクトが始動しました。2019年6月28日、秋田県庁で記者会見が開かれ、秋田市出身の成田洋一監督(58)が、秋田県内の田園を舞台にした新作映画『ミステリーサークル・チルドレン』(仮題)の制作を発表しました。ネスレなどの大手企業のCM制作で実績を重ねてきた成田監督にとって、本作は初めてメガホンを取る長編映画となり、地元・秋田への熱い思いが詰まった「秋田地方創生ムービー」と銘打たれています。
この作品の着想源は、監督の叔父が井川町で目撃したというUFOと、広大な田んぼに出現した「ミステリーサークル」という、なんとも神秘的で秋田らしいエピソードです。ミステリーサークルとは、主に畑や穀物の穂を倒して作られる巨大な幾何学模様のことで、その出現を巡っては様々な憶測が飛び交い、未だに多くの人々の好奇心を刺激し続けている現象ですね。映画では、この謎めいた現象を背景に、中学生の少年と少女が出会い、繰り広げるみずみずしい青春ドラマが描かれます。
撮影は、2019年秋と2020年春の2期に分けて、井川町や五城目町、そして干拓地として有名な大潟村など、秋田県内の美しい田園地帯をロケ地として行われる予定です。地元出身の著名な俳優が出演するほか、主役の中学生や大人キャスト、エキストラも、公開オーディションで選出されます。オーディションは、2019年7月20日と23日に秋田市内で開催される予定となっており、この映画にかける地元の熱意が伝わってきますね。
成田監督は、「監督、俳優、ロケ地、すべてにおいて秋田の総力を結集した映画にしたい」と力強く語りました。また、「秋田の美しい風景を全国、さらには海外にまでしっかりと発信し、秋田の発展に貢献していきたい」と、作品に込めた思いを吐露しました。映画の公開は2021年を予定していますが、この映画をきっかけとした関連商品の開発や、撮影地への観光誘客といった相乗効果にも期待が寄せられています。
本プロジェクトは、地域資源である美しい自然と、謎を秘めた神秘的な物語を融合させ、地域外からの注目を集める「地方創生」の理想的なモデルケースとなるでしょう。映画制作という文化的な取り組みが、どのように地域経済に活力を与えるのか、その成功に注目が集まります。SNSでもこのニュースは話題となっており、「秋田の景色がスクリーンに映し出されるのが楽しみ」「地方の活性化につながる素晴らしい試みだ」といった好意的な反響が見受けられます。
私自身、秋田の神秘的でどこか懐かしい風景は、日本の原風景として世界に誇れる魅力を持っていると常々感じています。この映画が、その魅力を余すことなく伝え、秋田への関心を高める起爆剤となることを心から期待しています。
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