【U-20W杯】攻撃陣に課題を残すも、日本代表が掴み取った「2大会連続決勝T進出」の価値!

2019年5月31日、ポーランドで開催されているサッカーのU-20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)において、1次リーグB組の日本代表は強豪イタリア代表と0対0で引き分け、見事にグループ2位で決勝トーナメント進出を決めました。これは、前大会に続く2大会連続の快挙であり、まずは最低限の目標を達成したと言えるでしょう。しかし、B組1位通過を狙い、果敢に勝ち点3を目指した日本にとって、勝ち切れなかったという事実は、今後の戦いに課題を残す形となりました。

影山監督は試合後、「先制点を取ってイタリアを焦らせる展開に持ち込みたかったが、甘くはなかった」と、世界の厳しさを実感した様子でした。目標のベスト16進出は果たしたものの、試合を通して何度もあった絶好のチャンスを活かせなかったこと、そして選手に怪我人が出てしまったことは、決して順風満帆とは言えない状況です。

特に、試合開始直後のチャンスを逃したことは、チームの心理にも大きな影響を与えたかもしれません。前半9分、ディフェンスラインの裏を突いて抜け出した田川選手が倒されてペナルティーキック(PK)を獲得するも、キッカーを務めた伊藤選手は、この重要な先制機を相手ゴールキーパーに阻まれてしまいます。伊藤選手が「チームに迷惑を掛けた」と語ったように、このミスはチームにとって重いものとなりました。

さらに前半19分には、自陣からのロングパスに素早く反応した田川選手が、その俊足を活かして相手ディフェンダーを振り切り、ゴールキーパーと一対一の状況を作り出しますが、これも決めきることができませんでした。そして、このプレーで田川選手は右太もも裏を痛めてしまい、無念の交代を強いられてしまいます。エース級の選手の負傷退場は、チームの攻撃力をさらに低下させる懸念材料と言えるでしょう。

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守備の安定と攻撃のもどかしさ

後半に入ると、過密日程による疲労からか、日本代表の運動量がやや低下し、選手間の距離が広がる傾向が見られました。そうなると、パス交換のテンポも悪くなり、得意とする素早い攻撃、つまり速攻(ボールを奪ってから素早く相手ゴールへ迫る攻撃)でゴールに迫っても、最後の崩し、つまり決定的なシュートを放つところまで行き着きません。堅い守備で知られるイタリアに対し、安定したディフェンスは評価できるものの、攻撃面においては「もう一歩」のもどかしさが残る内容でした。

さらに、後半78分には斉藤光選手が左肩を痛めて交代するなど、戦力に対する不安は増すばかりです。キャプテンの斉藤未選手は「これまで以上にチームを助けようとする気持ちが大事になる」と、決勝トーナメントに向けた強い覚悟を述べています。私は、この若き日本代表たちが、厳しい状況だからこそ、チーム一丸となってこの困難を乗り越えてくれると信じています。

このイタリア戦は、**「結果はOK、内容は要改善」**といった評価が多く、SNSでも大きな反響がありました。「守備は本当に頑張った!」「よく引き分けた」といった安堵の声がある一方で、「決定機が多すぎてもったいない」「PKと1対1を決められなければ、そりゃ勝てない」といった、攻撃陣に対する厳しい意見も目立ちました。この結果を受けて、日本のサッカーファンは、この先の戦いへの期待と不安が入り混じっていると言えるでしょう。

1次リーグの過密な3連戦を終え、次の決勝トーナメントまでは中5日という、比較的長い準備期間が与えられました。この時間は、負傷者の回復や、攻撃面での課題を修正するための貴重な「救いの時間」となるでしょう。この休息期間を最大限に活かし、チームとしての総合力を高めることが、初のベスト8進出、そしてその先の高みを目指す鍵となるに違いありません。この世代の若き才能たちが、世界の舞台でどれだけ躍進してくれるのか、一人のコラムニストとして、私は大いに期待しています。

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