ウェブの「行動履歴」を紙のDMへ!デジタル×アナログ連携で実現する「最適ダイレクトメール」新時代

ウェブ接客ツールの開発を手掛ける株式会社エフ・コード(東京都新宿区)と、ダイレクトメール(DM)の製造・発送を専門とするDMクラスター株式会社(福井県福井市)が、このたび資本業務提携を締結いたしました。2019年6月13日に報じられたこの提携は、両社の強みを掛け合わせることで、デジタルとアナログの垣根を超えた画期的なマーケティングサービスの創出を目指すものです。福井県の平林印刷の子会社であるDMクラスターが出資する形での協業となりますが、出資額は公表されていません。

この異業種タッグが目指すのは、顧客のインターネット上での動きを精緻に分析し、その結果をリアルな紙のDMへと直結させるという、まさに次世代型の販促手法です。これまでオンラインとオフラインで分断されがちだった顧客へのアプローチが、今回の連携によってシームレスにつながり、より高い効果を生み出す可能性を秘めています。

DMクラスターは1979年の創立以来、特に「パーソナライズDM」という分野で存在感を発揮しています。これは、一人ひとりの顧客に合わせて内容や送付のタイミングをカスタマイズし、最小で1通からでも送れるというサービスで、顧客体験の最適化に特化しているのが特長です。一方、エフ・コードが提供する「CODE Marketing Cloud(コードマーケティングクラウド)」は、顧客がウェブサイト上でどのような行動をとったかという履歴、すなわち**「ウェブ上の行動履歴」に基づいて、最適なバナー広告などを表示し分ける、いわゆる「ウェブ接客ツール」です。このツールは、顧客が何を求めているのかを瞬時に把握し、適切な情報を提供する「おもてなし」をウェブ上で実現するものです。

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ウェブ行動履歴でDMはここまで進化する

今回の提携では、DMクラスターが開発費用を負担し、エフ・コードの高度なウェブ解析技術と自社のDMノウハウを融合させる新たなサービス開発を進めます。具体的には、「CODE Marketing Cloud」で蓄積・解析された顧客のウェブ上の行動履歴を基に、最適な内容・最適なタイミングのDMをリアルタイムで発送できるシステムを構築する計画です。例えば、ECサイトで商品をカートに入れたまま購入に至らなかった「カゴ落ち」の状態や、特定の商品ページを何度も閲覧している「見込み客」に対し、ウェブでのアプローチと同時に紙のDMが自宅に届くことで、購買意欲を大きく後押しできるでしょう。この「デジタルを起点としたアナログへのアプローチ」は、特に地方を含む全国の中小企業に対し、効果的で新しいマーケティングソリューションを提供する大きな一歩となります。

SNS上では、この「デジタルとアナログの融合」に対する期待の声が多く見受けられます。「ウェブ接客の技術で紙のDMが進化するのは面白い」「カゴ落ち対策として紙のDMは強力そう」といった、実務的な効果に注目する意見が目立ちます。また、特にデジタル化が進む中で、あえて手間とコストのかかる「紙」を選ぶことが、かえって顧客に「特別感」や「重要性」を強く伝えるのではないかという、DMの「手触り感」や「リアルな存在感」の価値を再評価する意見も少なくありません。

私見になりますが、ウェブマーケティングが主流となる現代だからこそ、DMの持つ「情報到達確実性の高さ」と「パーソナルな訴求力」**が、新たな価値を生み出すと確信しています。デジタル広告の氾濫により、多くの情報がノイズと化してしまう中で、顧客の行動履歴という確かなニーズに基づいて送られるパーソナライズDMは、無視できない強力なメッセージとなるはずです。エフ・コードの「デジタル知性」とDMクラスターの「アナログ実行力」の組み合わせは、まさに現代のマーケティングが抱える「デジタル疲れ」への強力な一手となるでしょう。

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