かつて「西の軽井沢」と称えられ、華やかな社交の場として親しまれた兵庫県の六甲山エリア。今、この歴史あるリゾート地が、官民一体となった熱いプロジェクトによって劇的な変化を遂げようとしています。2019年11月20日現在、現地の賑わいを取り戻すための新たな動きが次々と表面化し、SNSでも「六甲山が新しくなるのが楽しみ」「週末の避暑地として期待大」といったポジティブな声が広がっているのです。
象徴的なプロジェクトの一つが、2020年3月に予定されている「ホテル神戸六甲迎賓館」の誕生でしょう。輸入菓子販売を手がけるエイムが、旧研修施設をモダンな3階建てホテルへと生まれ変わらせます。1泊2万円台からの宿泊プランは、日常を忘れた贅沢なひとときを提供してくれるに違いありません。開発を阻んできた厳しい規制が、神戸市の施策によって緩和されたことが、こうした民間企業の参入を強力に後押ししています。
さらに注目すべきは、歴史的建造物の再生です。八光自動車工業は、名門「旧・六甲山ホテル」を「六甲山サイレンスリゾート」として鮮やかに蘇らせました。2021年中には約50室を備えた新ホテルの増設も計画されており、かつてこの地を彩ったラグジュアリーな社交文化が、令和の時代に再び息を吹き返します。都市部に近いという利便性を保ちつつ、静寂と気品に満ちた空間で過ごす休日は、まさに大人のための遊び場と言えるでしょう。
国立公園の壁を越える!神戸市が打ち出す異例の再生支援策
六甲山は瀬戸内海国立公園に指定されているため、本来は開発に厳しい制限が課せられています。1995年の阪神・淡路大震災以降、企業の保養所の利用が低迷し、遊休施設が目立つ状況が続いていました。最盛期には400万人を超えた観光客も、ここ数年は200万人前後まで落ち込んでいます。こうした現状を打破するため、2018年には行政と民間が連携した「六甲山再生委員会」が発足し、保全と活用の両立に向けた舵が切られました。
神戸市は2019年度から、観光施設の新築を認める画期的な方針転換を行っています。既存施設の建て替えなどに対する助成金も最大2250万円まで増額され、投資を躊躇していた企業への「追い風」となっているのです。2020年11月にはアクサスによる「アクサス六甲山蒸留所」の開業も予定されています。ここではウイスキーやスピリッツを堪能できるナイトバーが併設され、夜の六甲山の魅力を深める新たなスポットとして期待されます。
六甲山観光が2019年4月に新設したアスレチック施設も、半年で1万4千人を集める大ヒットとなりました。若者層の流入により、平日の集客という課題も解決の兆しが見えています。12月からはIT企業のサテライトオフィス誘致も始まり、観光だけでなくビジネスの拠点としても活用される見込みです。歴史を重んじながらも、現代のニーズに合わせた多角的なアプローチこそが、六甲山を再び輝かせる鍵になるだろうと私は確信しています。
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