群馬県前橋市に本拠を置く東和銀行が、金融業界に新風を吹き込もうとしています。同行は2019年11月21日、SBIグループの高度な知見を最大限に活用し、デジタル戦略を大幅に拡充することを明らかにしました。その目玉となるのが、2020年1月にリリース予定のスマートフォン向け専用アプリです。
これまで東和銀行が提供していたインターネット支店は、モバイル端末での操作性に課題を抱えていました。しかし、今回の新アプリ導入によって、指先一つで口座残高や入出金明細をリアルタイムに確認できるようになります。SNS上では「地銀のアプリ化はやっとかという感じだが、SBIと組むなら期待大」といった前向きな反応が寄せられています。
フィンテックの力で銀行体験をアップデート
今回のアプリ開発を主導するのは、SBIネオファイナンシャルサービシーズです。ここでは、金融とITを融合させた「フィンテック」と呼ばれる最新技術が惜しみなく投入されています。フィンテックとは、スマートフォンやAIを駆使して、従来の金融サービスをより便利に、そして身近にする革新的な動きを指す言葉です。
利用者は無料でこのアプリをダウンロードでき、窓口に足を運ぶことなく口座開設の申し込みまで完結できるようになります。吉永国光頭取は、SBIの持つ先進的なテクノロジーを積極的に取り入れることで、近隣の他行に対して圧倒的なサービス優位性を築きたいという強い意欲を語っていらっしゃいます。
SBIグループとの深い絆がもたらす未来
東和銀行の攻勢はアプリだけに留まりません。2019年に入り、同行はブロックチェーン技術を活用した送金アプリ「マネータップ」へ出資を行いました。ブロックチェーンとは、取引履歴を分散して管理することで、改ざんが困難かつ低コストで送金を可能にする画期的な台帳技術のことです。こうした最先端の情報を収集し、次世代のインフラ作りに着手しています。
さらに、2019年4月からはSBIマネープラザとの共同店舗運営も開始されました。ここでは銀行本来の商品ラインナップに加え、より積極的な資産運用を目指す顧客向けに、SBI証券の多彩な金融商品を提供しています。編集者の視点で見れば、伝統的な地銀がこれほどまでに外部の革新的な血を取り入れる姿勢は、地域経済の活性化において極めて重要な一歩だと感じます。
将来的には、このアプリを通じて投資信託や株式の購入、さらには保有する金融資産を一覧できる機能の追加も検討されています。吉永頭取は資本提携こそ否定されていますが、ITと資産運用の両輪でSBIとの連携を深める方針は揺るぎません。老舗の信頼と最新のデジタルが融合する東和銀行の今後に、大きな期待が膨らみますね。
コメント