日本列島の中心に位置する中部地方がいま、かつてないほどの熱気に包まれています。愛知、岐阜、三重の3県を支える経済の源泉は、その圧倒的な多様性にあります。伝統的な「ものづくり」の精神を基盤にしながら、新たな価値を創造するスタートアップ企業まで、幅広いビジネスがこの地で花開いています。
さらに、この地域が持つ豊かな歴史や文化、そして四季折々の自然は、国内のみならず海外からも多くの観光客を惹きつけてやみません。まさに中部地方は、多角的な魅力が交差するエネルギッシュな局面を迎えていると言えるでしょう。
栄地区の象徴「三越」が高さ180メートルの高層ビルへ
名古屋最大の繁華街である栄地区で、驚天動地の再開発計画が動き出しました。その目玉となるのが、名古屋三越栄店が入居するビルの建て替え構想です。なんと、2029年を目途に、現在の約4倍に相当する高さ180メートルの超高層ビルへと生まれ変わる予定となっています。
このビルは1954年に「オリエンタル中村百貨店」として誕生して以来、街の歴史を見守ってきました。今回の計画では、行政から「容積率(敷地面積に対する延べ床面積の割合)」の規制緩和を受けることで、商業施設だけでなく、国際会議場や高級ホテルの誘致も検討されています。
ランドマークが続々!連鎖する「ナゴヤ」の再開発ラッシュ
栄の進化は止まりません。2020年夏には、名古屋テレビ塔が宿泊施設を備えた新しいタワーとしてリニューアルオープンを控えています。また、老舗の「中日ビル」も2024年度の完成を目指し、高さ170メートルの摩天楼へと変貌を遂げる計画が着々と進行しています。
昨年惜しまれつつ閉店した「丸栄」の跡地でも、興和が主導する開発が進んでいます。まずは2020年末に3階建ての商業施設が開業し、将来的には周辺ビルと一体となったさらなる高層化が視野に入れられています。SNSでは「ついに栄の逆襲が始まった」「名駅に負けない活気が戻る」と期待の声が溢れています。
編集部が分析する栄地区の未来と「復権」への期待
これまで名古屋の勢いは名駅エリアに集中していましたが、今回の一連の動きは、栄地区が再び「ナゴヤの顔」としてのプライドを取り戻す意志の表れだと私は感じます。単に高いビルを建てるだけでなく、歴史ある百貨店やテレビ塔が現代的なニーズと融合する姿は、都市の深みを増してくれるはずです。
2029年に向けたこの10年は、名古屋が国際都市へと飛躍するための重要な転換期になるでしょう。伝統ある百貨店文化と、グローバルな観光需要に応える高級ホテルの共存は、地域経済に計り知れない恩恵をもたらすと確信しています。新しくなる栄の景色を、私たちは目撃することになります。
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