2019年6月21日に資源エネルギー庁から発表されました情報によりますと、6月17日時点のレギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)は、前の週と比較して1.8円下がり、1リットルあたり147.0円となりました。これは、実に5週連続での値下がりとなり、ドライバーの皆さまにとっては嬉しいニュースと言えるでしょう。
この価格変動の背景には、原油価格の安値が続いており、それが小売価格へと徐々に反映されている状況があります。今回の調査では、徳島県を除く全46都道府県でガソリン価格が下落し、特に福井県などでは1週間で3円を超える大幅な値下がりが見られました。多くの地域で2円前後の下落が確認されており、全国的な価格低下の流れが鮮明になっています。
一方で、最も高値を示したのは長崎県の158.5円、対して最安値は宮城県の141.5円となっており、地域によって価格差が依然として存在していることが分かります。原油相場は、世界経済の減速リスクや、国際的な貿易摩擦、具体的には米中間の対立に対する警戒感が強まった結果、5月末から大きく下落しています。
この原油相場の動きを受け、石油を精製し販売する「元売り各社」の卸売価格も5月末から累計で7円と大幅に下がっています。しかしながら、私たち消費者が給油する「給油所」(ガソリンスタンド)での店頭価格への反映は、その卸値の下落速度にまだ追い付いていない、というのが現状です。調査を担当している石油情報センターの見通しでは、来週も小幅ながらガソリン価格は値下がりするだろうとのこと。この継続的な価格低下は、家計に優しい流れとして歓迎すべきでしょう。
SNSでの反響と価格動向の考察
このガソリン価格の下落傾向に対して、SNS上では「少しでも安くなるのは助かる」「レギュラー140円台は久しぶりで嬉しい」といった、生活者としての喜びの声が多く見受けられます。特に通勤などで車を利用される方々からは、経済的な負担軽減への期待が高まっていることが伺えます。
私の見解としましては、現在の原油価格下落は、米中対立といった地政学的なリスクや、景気減速への懸念が強く影響しており、構造的な需要減退というよりは、市場のセンチメント(投資家の心理)による側面が大きいと考えられます。そのため、国際情勢が改善に向かう、あるいはOPEC(石油輸出国機構)などによる減産合意があれば、価格は再度上昇に転じる可能性を秘めています。
しかし、今のところは原油安の流れが継続しており、それが小売価格に遅れて波及している状況です。元売り各社からの卸値の大幅な引き下げが、今後さらに店頭価格へと反映されていけば、平均価格は145円前後まで下がる余地があるのではないでしょうか。ドライバーの皆さまは、引き続き地域の価格動向に注目し、賢く給油されることをお勧めいたします。
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