2019年もいよいよ終盤に差し掛かり、令和最初となる記念すべき年越しが迫ってまいりました。大晦日の夜に欠かせないものといえば、やはり「年越しそば」ですよね。今回は、ご自宅にいながら全国の名店の味を堪能できる、究極のお取り寄せ手打ちそばをランキング形式でご紹介します。
SNS上では「今年は奮発して名店の味を楽しみたい」「自宅で茹でるだけでお店のクオリティが再現できるのは嬉しい」といった声が溢れており、お取り寄せグルメへの関心が例年以上に高まっています。数ある中から、そばの専門家たちが「香・味・食感」のすべてを厳選した至極の3品を見ていきましょう。
圧倒的な香りと深み!三重・老梅庵の十割そば
見事1位に輝いたのは、三重県四日市市に店を構える「老梅庵」です。2019年12月07日時点の評価で630ポイントという高得点を獲得しました。こちらの自慢は、地元農家と土作りから二人三脚で育てたそばの実を使用し、一切の妥協を許さない「ひきたて・打ちたて」の十割そばです。
「十割(じゅうわり)そば」とは、小麦粉などのつなぎを一切使わず、そば粉100%で打ったおそばのことです。一般的に切断しやすく打つのが難しいとされていますが、老梅庵では打ちたてを急速冷凍することで、その豊かな香りとコシを閉じ込めています。口に含んだ瞬間に広がる深みのある余韻は、まさに格別と言えるでしょう。
さらに特筆すべきは、こだわり抜かれた「つゆ」の存在です。北海道羅臼産の昆布を1年間寝かせて旨味を引き出し、毎朝削りたての鹿児島県産かつお節と合わせています。重厚な歯応えの麺と上品なつゆの調和は、何枚でも食べられてしまうほどの美味しさです。4人前4100円から注文可能で、年内は2019年12月30日まで届けてくれます。
福井の伝統を自宅で!見吉屋の越前おろしそば
第2位には、福井市の老舗「見吉屋」がランクインしました。福井県産の希少な玄そばを石臼でゆっくりと手びきしており、新そばのような鮮やかな緑色が目を引きます。「玄そば」とは、収穫されたままの殻付きのそばの実のことで、これを丁寧に処理することで、風味を最大限に引き出すことができるのです。
福井名物として名高い「越前おろしそば」は、平打ちの麺を大根おろしと一緒にいただくスタイルです。セットには辛み大根や削りたての節、ネギまで同梱されており、届いてすぐに本格的な味が楽しめます。職人が丹精込めて打つため、1日の生産数はわずか20食という希少価値の高さも、食通たちの心を掴んで離しません。
職人技が光る伝統の味!長野・戸隠そば 山口屋
第3位は、そばの聖地として知られる長野市の「戸隠そば 山口屋」です。こちらでは1本の麺棒を使って生地を丸く延ばす伝統技法を守り続けています。この技法は生地を潰さず、風味を損なわないための知恵が詰まっています。数日寝かせて角を取った「かえし」と、出汁を合わせた濃厚なつゆが、コシの強い麺に見事に絡みます。
「かえし」とは、醤油、砂糖、みりんを煮詰めて作るつゆのベースのことで、これを寝かせることで味がまろやかになります。本格的な信州そばで令和の幕開けを祝うのも、非常に粋な選択ではないでしょうか。編集部としても、一年の締めくくりにはこうした歴史と技術が詰まった本物の味を、ぜひ大切な方と囲んでいただきたいと強く感じます。
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