SDGsへの挑戦!フレックスジャパンが挑む「シャツからシャツへ」の革新的なリサイクル循環

長野県千曲市に本拠を置くシャツ製造の名門、フレックスジャパンが、持続可能な社会の実現に向けて大きな一歩を踏み出しました。同社は2019年12月08日、愛用し終えた古着のシャツを回収し、再び新しいシャツへと生まれ変わらせる循環型リサイクル事業の開始を宣言したのです。

今回のプロジェクトの鍵を握るのは、日本環境設計が展開する「BRING」という取り組みへの参加です。これは、消費者から集めた衣類を「リユース(再利用)」と「リサイクル(再生)」に仕分け、ポリエステルなどの原料として再資源化する画期的なプラットフォームとして注目されています。

SNS上では「お気に入りのブランドが環境に配慮してくれるのは嬉しい」「捨てる罪悪感がなくなる」といった好意的な意見が目立ちます。こうした消費者の意識変化を敏感に捉えた同社の決断は、アパレル業界における環境保全の新たなスタンダードとなることが期待されるでしょう。

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過去の撤退を乗り越え、SDGsという世界の潮流へ

実は同社にとって、環境配慮型の商品開発は今回が初めての挑戦ではありません。かつてペットボトル由来の再生素材を用いたシャツを展開していましたが、コスト面などの課題から一度は撤退を余儀なくされたという苦い経験を持っています。

しかし、現在では「SDGs(エスディージーズ)」、すなわち国連が掲げる2030年までの国際的な開発目標が企業の義務となりつつあります。フレックスジャパンの宮下靖常務取締役も、現代の企業活動において環境への貢献は避けて通れない必須事項であると、その決意を熱く語りました。

このSDGsとは、地球上の「誰一人取り残さない」ことを誓い、貧困や環境破壊といった課題を解決するための17の目標を指します。同社が取り組む「つくる責任、つかう責任」の実践は、まさに時代の要請に応える誠実な企業姿勢の現れだといえるでしょう。

立川から全国へ広がる回収の輪と、1年後の商品化への期待

リサイクルの第一歩となる回収ボックスは、2019年12月から東京都立川市の店舗を皮切りに設置が始まりました。さらに2020年02月には、長野県内外にある全6店舗の直営店へとこの輪を広げていく計画となっており、身近な場所でエコ活動に参加できる体制が整います。

現在、リサイクルされた原料から作られるニット製品は先行していますが、シャツに適した「織物用」の糸は開発の途上にあります。同社は約1年後を目処に、この再生糸を使用した高品質なシャツの商品化を目指しており、技術革新への情熱が感じられます。

筆者の視点としても、単なる「古着の回収」に留まらず、自社製品を再び自社の技術で蘇らせるという「資源の完全循環」を目指す姿勢には深く共感いたします。一過性のブームではなく、文化として根付くことを切に願ってやみません。

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