地図業界の最大手として知られるゼンリンが、新たな挑戦として地図のデザイン性を追求した専門店「マップデザインギャラリー」の記念すべき第1号店を北九州市の商業施設内にオープンしました。約80平方メートルの店内には、私たちの生活に馴染み深い住宅地図や歴史の重みを感じさせる古地図をモチーフにしたアイテムが所狭しと並んでいます。
このニュースに対し、SNSでは「地図がこんなにおしゃれな雑貨になるなんて驚き」「自分の住んでいる街のグッズが欲しい」といった驚きと期待の声が溢れています。実用的なツールとしての地図が、アートやファッションの一部として受け入れられる新しい文化の兆しが感じられるでしょう。
色彩豊かな都市デザインと伝統の融合
店頭に並ぶラインナップは実に多彩で、文房具からマグカップ、Tシャツに至るまで約200種類もの品目が用意されています。特に注目したいのは、都市部や観光地の地図をカラフルに彩った雑貨シリーズ「mati mati(マチマチ)」で、現代的なデザイン感覚が若い層からも支持を得ています。
さらに、西洋の視点から描かれた日本の古地図をあしらった雑貨や、近年ブームとなっている「御朱印帳」などの和雑貨も新たに追加されました。御朱印帳とは、神社や寺院を参拝した証をいただくための専用の帳面のことですが、これに地図のデザインが加わることで、旅の記録としての意味合いがより深まるに違いありません。
編集者が考える「地図」の新たな価値
私は、この取り組みが単なるグッズ販売に留まらず、自分の故郷や思い入れのある場所を「持ち歩く」という新しい自己表現の形になると確信しています。地図は本来、情報の正確さを競うものですが、そこに情緒的な価値を見出したゼンリンの視点は非常に鋭いと感じるのです。
ゼンリンは今後、この試みを東京や大阪、福岡といった主要都市へも展開することを視野に入れて検討を進めています。2019年12月11日時点で発表されたこの新業態が、日本全国のショッピングスポットで「お気に入りの中の街」を探す楽しみを届けてくれる日はそう遠くないでしょう。
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