地図製作の最大手として知られるゼンリンが、これまでにないユニークなコンセプトの店舗を始動させます。2019年12月07日、北九州市の商業施設「リバーウォーク北九州」の1階に、地図柄グッズの専門店「マップデザインギャラリー」の記念すべき第1号店がオープンする運びとなりました。
約80平方メートルの店内には、私たちの生活に馴染み深い住宅地図から、歴史のロマンを感じさせる古地図まで、多彩なデザインが施されたアイテムが並びます。文房具やマグカップ、さらにはTシャツといった日用品が約200品目も用意されており、訪れる人の目を楽しませてくれるに違いありません。
今回の出店には、単なる雑貨販売に留まらず、旅の記憶や故郷への想いを地図を通じて形にするという素敵な狙いがあるようです。SNS上では「自分の住んでいる街のグッズが欲しい」「地図好きにはたまらない空間になりそう」といった期待の声が早くも寄せられており、大きな反響を呼んでいます。
伝統とトレンドが融合する「マップデザイン」の魅力
注目すべきは、都市部や観光地をカラフルに彩った既存の人気シリーズ「mati mati(マチマチ)」だけではありません。今回の専門店では、神社仏閣巡りに欠かせない「御朱印帳」などの和雑貨、さらには大航海時代に西洋人が描いた日本の古地図をモチーフにしたアイテムも新たに追加されました。
「御朱印帳」とは、参拝の証をいただくための帳面のことですが、これが精緻な地図デザインと融合することで、現代的なアート作品のような趣を放っています。こうした専門性の高いデザインを日常に取り入れられるのは、膨大な地理空間情報を保有するゼンリンならではの強みと言えるでしょう。
編集者の視点から見れば、地図は単なる「案内図」としての役割を超え、個人のアイデンティティを表現するツールへと進化しているように感じます。自分の愛する街を身近に置くという体験は、デジタル化が進む現代だからこそ、より一層の愛着を感じさせる特別な価値を持つはずです。
北九州での成功を足がかりに、今後は東京や大阪、福岡市といった主要都市への展開も視野に入れているとのことです。2019年12月06日現在の状況を鑑みると、この新しい地図文化が全国へ広がっていく可能性は極めて高く、これからの動向から目が離せません。
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