東北の経済拠点である宮城県仙台市が、地域のビジネスシーンをさらに熱く盛り上げるための新たな試みに打って出ます。2019年12月04日、市は中小企業の成長を後押しし、その施策を広く周知するための「仙台市中小企業成長フォーラム」を、2020年01月28日に初めて開催することを明らかにしました。
このイベントは、2019年03月に策定された市の成長戦略を具現化するもので、特に注目を集めているのが新規株式公開、いわゆるIPOを目指す企業への強力なバックアップ体制です。IPOとは、独自の株式を証券取引所に上場させ、誰でも取引できるようにすることを指し、企業の信頼性や資金調達力を飛躍的に高める重要なステップとなります。
当日は、仙台を代表するリーダーである郡和子市長と、実際に上場を見据えて突き進む気鋭の企業8社によるダイレクトな対談が予定されています。各社がどのようなビジョンを描き、東北から全国、そして世界へ羽ばたこうとしているのか、その生の声を聴ける貴重な機会は、起業を志す若者や地元のビジネスマンにとって大きな刺激となるでしょう。
さらに、会場では地域ブランドとして展開されている「都の杜・仙台」の魅力も存分に紹介される見込みです。SNS上では「仙台から上場企業が続々と誕生すれば、街の活気が変わる」「市長と経営者の本音トークが楽しみ」といった期待の声が上がっており、市の本気度を感じ取っている市民も多いようです。
共感が大賞を決める!公開プレゼンで見極める「四方よし」の精神
本フォーラムのもう一つの目玉は、「仙台『四方よし』企業大賞」の最終選考が公開形式で行われる点です。この賞は、近江商人の「三方よし」に、さらに「未来よし」や「地域よし」といった独自の価値を加えた、持続可能な経営を目指す魅力的な中小企業を称えるために設立されました。
単に利益を追求するだけでなく、良好な労働環境の整備や社会貢献に尽力している候補企業3社が、2020年01月28日のステージで熱いプレゼンテーションを繰り広げます。審査員による大賞の選定だけでなく、会場に足を運んだ観客の心に最も響いた企業には「オーディエンス賞」が贈られるという、参加型の手法が採用されています。
私個人の意見として、このように行政が企業の「社会的価値」を可視化する取り組みは、非常に先進的で意義深いと感じます。数字上の業績だけでなく、どれだけ地域に愛され、必要とされているかを評価基準に据えることは、結果として仙台全体のブランド力を高めることにつながるはずです。
参加費は無料となっており、仙台市経済企画課への事前申し込みを通じて、どなたでもこの歴史的な一歩を目撃することが可能です。地元の成長を肌で感じ、自らのビジネスや暮らしに新しい風を取り込みたい方は、このチャンスを逃す手はありません。
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