【2020年度税制改正】人生100年時代の資産形成!確定拠出年金(iDeCo・企業型)が70歳まで拡充へ

2019年12月13日、2020年度の与党税制改正大綱が発表されました。消費増税という大きな節目を越えた直後の今、政府が打ち出したのは「長寿化社会」を生き抜くための強力な支援策です。特に注目すべきは、私たちが自分自身で老後資金を準備する「確定拠出年金」の大幅なアップデートでしょう。

今回の改正により、これまで原則60歳までとされていた掛け金の拠出期間が、企業型では70歳、個人型(iDeCo)では65歳まで延長される見通しとなりました。SNS上では「長く働かなければならないのか」という戸惑いの声がある一方で、「節税しながら老後資金を増やせるチャンスが広がるのは嬉しい」といった前向きな反応も目立ちます。

確定拠出年金とは、毎月一定の掛け金を投資信託や預金などで運用し、その成果を将来受け取る仕組みです。最大の特徴は、拠出時・運用時・受取時の3段階で発生する手厚い税制優遇にあります。今回の期間延長は、単に「積み立てる時間」が増えるだけでなく、利息が利息を生む「複利効果」を最大化させる大きなメリットを秘めています。

例えば30歳から月2.3万円を積み立てる会社員の場合、30年間で大きな節税効果を得られますが、さらに拠出期間が5年延びれば、元本だけでも138万円を追加で積み増せます。長く働くことが当たり前になりつつある現代において、公的年金を補完する「自分年金」をより強固にできるこの改正は、非常に理にかなった方針だと言えるでしょう。

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企業型とiDeCoの併用が身近に!「併用禁止」の壁が撤廃へ

今回の改正におけるもう一つの目玉は、会社員がiDeCo(個人型確定拠出年金)に加入しやすくなる点です。これまでは勤め先に「企業型」の制度がある場合、会社側で特別な規約を結ばなければiDeCoを併用できず、実際に併用できている人はごくわずかという、非常に高いハードルが存在していました。

今後は、企業側の掛け金上限を維持したまま、従業員が自分の意思でiDeCoを併用できるようルールが緩和されます。また、会社の拠出金に自分で上乗せする「マッチング拠出」を導入している企業でも、マッチング拠出かiDeCoのどちらかを選択できるようになります。これは個人の資産形成における「選択の自由」を広げる画期的な一歩です。

将来的に公的年金の給付水準が調整されていくことが予想される中、国がこれほどまでに私的年金の拡充を急ぐ背景には、個人の自助努力を促したいという強い意図が感じられます。制度を賢く使いこなす知識が、そのまま将来の生活の質を左右する時代になったと言っても過言ではありません。

2019年12月13日に示されたこの方針は、働く意欲のある高齢者を後押しし、全世代が安心して暮らせる社会への転換点となるはずです。私たちはこのチャンスを逃さず、自身のライフプランに合わせて最適な運用方法を選択していくことが求められています。これからの「人生100年時代」を、賢い税制活用でより豊かなものにしていきましょう。

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