静岡の味を全国の給食・外食へ!浜村屋が仕掛ける地産地消ブランド「シズワン」の挑戦と食育の未来

江戸時代から続く伝統を背景に、静岡の食文化を支え続けてきた業務用食品卸の「浜村屋」がいま、熱い注目を集めています。同社は2019年現在、学校給食や外食産業に向けて、静岡県産の厳選食材をふんだんに活用した冷凍食品ブランド「シズワン」の展開を加速させているのです。「静岡に1つしかないもの」という誇り高い願いが込められたこのブランドは、地域の農家と手を取り合いながら、唯一無二の美味しさを食卓へ届けています。

シズワンの最大の特徴は、原材料の調達から販売までを同社がトータルでプロデュースする点にあります。一般的に、食品メーカーにとって新商品の開発は在庫やコストの面で大きなリスクを伴うものです。しかし浜村屋は、試作品や完成品を自社で全量買い取る仕組みを構築しました。これによりメーカー側の負担を軽減し、地元農家が丹精込めて育てたシイタケやトマト、ウナギイモといった素晴らしい食材を、スムーズに商品化することに成功しているのです。

SNS上では、地元の食材が給食に採用されていることに対し、「子供たちが地域の味を知る良いきっかけになる」「地産地消の理想的な形だ」といった好意的な意見が目立ちます。地産地消とは、その土地で採れたものをその土地で消費するという考え方ですが、浜村屋の取り組みはまさに、地域経済を循環させる「愛の形」と言えるでしょう。2011年にスタートしたこの挑戦は、現在までに約20種類もの魅力的なラインナップへと成長を遂げました。

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現場主義が育む新メニュー!農家と歩む商品開発の舞台裏

2019年10月、浜村屋はシズワンの更なる飛躍を目指し、開発から販売までを一貫して担う「企画・広報・情報部」を新設しました。担当者は週に何度も農家へ足を運び、生産者の想いを直接受け止めています。2019年11月初旬には、農家や加工業者が一堂に会する「ランチミーティング」を初開催しました。現場で交わされる「豆ごはんの豆の量」といった細かな意見や、時には厳しい指摘も、すべてはより良い商品を生み出すための大切な糧となっています。

筆者は、この「顔が見える関係性」こそが、機械的な大量生産にはない温かみを生んでいると感じます。久能葉しょうがのつまみ揚げや清水もつカレーコロッケといった、静岡のソウルフードを盛り込んだ冷凍食品は、利便性だけでなく地域のプライドも提供しているのではないでしょうか。2020年にはインターネット通販の開始も予定されており、静岡の味が家庭の食卓にもっと身近に届く日は、すぐそこまで来ています。

2年に一度開催される「総合展示会」も、同社の地域密着姿勢を象徴する一大イベントです。2019年の夏には、社長の趣味を反映して自転車店が出展するなど、枠にとらわれないユニークな演出で来場者を驚かせました。単なる食品卸の枠を超え、エンターテインメント性を持って地域を盛り上げる浜村屋の姿勢は、これからの地方創生における一つのモデルケースとなるに違いありません。静岡の情熱が詰まった一皿に、今後も目が離せません。

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