石川県金沢市で長い歴史を刻んできた金箔メーカーのカタニ産業株式会社が、2019年12月20日、創業120周年という大きな節目を記念して特別な御朱印帳を世に送り出しました。古都の伝統が息づくこの逸品は、単なる文房具の枠を超え、手に取る者を一瞬で惹きつける圧倒的な存在感を放っています。
表紙を飾るのは、京都の伝統的な「鳥の子和紙」と贅沢に使用された「本金箔」の共演です。鳥の子和紙とは、鶏の卵のような淡い色合いと滑らかな質感が特徴の高級和紙を指します。そこに本物の金の輝きが加わることで、派手すぎない落ち着いた、まさに「重厚」と呼ぶにふさわしい光沢が実現しました。
困難を極めた「紙と金箔」を繋ぐ老舗の特殊技術
本来、表面に凹凸があり接着剤を吸収しやすい紙に、繊細な金箔を美しく貼り付ける作業は至難の業とされてきました。しかし、120年続く老舗の意地と技術がこの壁を打ち破ります。漆を使って丁寧に下地を作るという独自の技法を用いることで、剥がれにくく均一な輝きを保つことに成功したのです。
SNS上では「写真越しでも伝わる本物の輝きがすごい」「自分への最高のご褒美になりそう」といった称賛の声が相次いでいます。サイズは縦18センチ、横12センチ、厚さ1.8センチと、手に馴染む重厚なボリューム感です。本体を保護する外箱には桐箱が採用されており、湿気や害虫から大切な記録を末永く守ってくれるでしょう。
販売価格は1万9995円(税込み)に設定されていますが、ここには素敵な遊び心が隠されています。あえて2万円から「5円」のおつりが来るようにすることで、手にする方々と神仏との「ご縁」を願うメッセージが込められました。こうした細やかな配慮こそ、日本のものづくりの真髄だと私は強く感じます。
ラインナップは、表紙に「御朱印帳」の文字がある標準タイプと、名前を入れられる無地タイプの2種類が用意されました。2019年12月20日から自社のオンラインショップで購入が可能となっています。一生モノの相棒として、あるいは大切な方への贈り物として、金沢の職人魂が宿るこの一冊を選んでみてはいかがでしょうか。
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