東京都町田市に本拠を置くITの精鋭集団、ビックボイスが北海道での展開を一層強固なものにしています。2019年12月、彼らは函館市のインキュベーション施設から、さらなる飛躍を目指して「函館道南R&Dセンター」へと自前の事務所を移転・開設いたしました。
同社が得意とするのは、あらゆるモノがインターネットを介してつながる「IoT(モノのインターネット)」のシステム開発です。この技術は、例えば離れた場所から家電を操作したり、工場の稼働状況をリアルタイムで把握したりすることを可能にする、現代社会のインフラといえるでしょう。
SNS上では「地方に仕事が生まれるのは嬉しい」「Uターンを考えるきっかけになる」といった期待の声が寄せられています。首都圏の案件を主軸としながらも、あえて北の大地に開発の要所を構えるこの戦略は、地域経済に新たな風を吹き込むに違いありません。
故郷への想いと技術の融合!加速する道内進出の舞台裏
佐々木治郎社長が北海道出身であるという縁もあり、2014年12月の札幌進出を皮切りに、同社の道内ネットワークは驚異的なスピードで拡大しています。芦別市や室蘭市へとその歩みを止めず、現在では40名を超える全社員の約半数が北海道で活躍しているのです。
2019年10月に室蘭市で産声を上げた「室蘭IoTラボ」では、室蘭工業大学との産学連携にも着手しています。大学などの研究機関と企業が協力するこの取り組みは、最先端の知見をビジネスに昇華させ、次世代を担う技術者を育成する理想的な環境となるでしょう。
筆者は、この「分散型オフィス」の展開こそが、IT業界における働き方改革の正解の一つであると考えます。都市部での過度な集中を避け、豊かな自然環境の中でクリエイティブな仕事に従事することは、エンジニアの精神面においても非常にプラスに働くはずです。
移住やUターンを夢見る人々にとって、ビックボイスの挑戦は大きな希望の光となるに違いありません。佐々木社長が掲げるさらなる拠点新設と増員の計画により、北海道がIT大国として覚醒する日は、そう遠くない将来に訪れることでしょう。
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