秋田の冬を彩る「ハタハタ」漁が最盛期!大ぶりな旬の味覚としょっつる鍋の魅力を徹底解説

日本海の荒波が冬の訪れを告げる中、秋田県を象徴する魚「ハタハタ」の漁が2019年12月14日現在、まさに本番を迎えています。厳しい寒さと共に沿岸へ押し寄せるこの魚は、地元の人々にとって冬の食卓に欠かせない特別な存在です。SNS上でも「今年もこの季節が来た」「ブリコの食感が待ちきれない」といった期待の声が溢れており、冬の風物詩としての人気の高さがうかがえます。厳しい冬の海が育んだ、今しか味わえない海の幸の魅力を余すところなくお伝えしていきましょう。

「ハタハタ」という名前の由来をご存知でしょうか。これは雷が鳴り響く様子を表現した擬音語に由来しており、現代で言うところの「ゴロゴロ」といった響きに近い言葉だとされています。冬の雷鳴が轟く荒天時に合わせて沿岸にやってくる性質から、別名「カミナリウオ」とも呼ばれているのです。名前に反してその身は非常に繊細で、晩秋から冬にかけて蓄えられた脂が、口の中でとろけるような甘みをもたらしてくれます。

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秋田の至宝!魚醤が香る「しょっつる鍋」の深い味わい

ハタハタを語る上で絶対に外せないのが、秋田の郷土料理である「しょっつる鍋」です。ここで使われる「しょっつる(塩汁)」とは、ハタハタを塩漬けにして長期間じっくりと熟成させた「魚醤(ぎょしょう)」という液体調味料を指します。タイのナンプラーに近いものですが、より重厚なコクと風味が特徴と言えるでしょう。この琥珀色のスープでハタハタや豆腐、旬の野菜を煮込めば、素材の旨味が溶け出した至高の一杯が完成します。

秋田県の漁協関係者が「冬のしょっつる鍋と日本酒の組み合わせは、まさに右に出るものがない最高の相性」と太鼓判を押す通り、冷えた体に染み渡る味わいは格別です。また、この時期のメスが持つ「ブリコ」と呼ばれる卵も大きな魅力でしょう。噛むたびに弾けるような独特のプチプチとした食感は、一度体験すると病みつきになること間違いありません。塩焼きや唐揚げ、お寿司など、多彩な調理法で楽しめるのもこの魚の懐の深さですね。

かつて漁獲量が激減し、一時は絶滅の危機さえ囁かれたハタハタですが、現在は漁師の方々が厳しい漁獲制限を設けるなどの資源保護活動に尽力されています。その甲斐あって、2019年は前年よりもやや大ぶりな個体が水揚げされており、食べ応えも十分です。現在、東京都内の居酒屋でも1匹500円ほどで提供されており、都会にいながらにして秋田の旬を堪能できます。命を繋ぎ、伝統を守り抜く人々の想いを感じながら、今だけの美味しさを是非味わってみてください。

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