伝統の潜水技術「南部もぐり」を継承!岩手県立種市高校・海洋開発科が挑む水中工事実習のリアル

2020年1月20日、岩手県洋野町にある岩手県立種市高校の海洋開発科から、胸が熱くなるような実習風景が届きました。そこには、極寒の冬の海を舞台に、真剣な眼差しで水中工事の訓練に挑む3年生たちの姿があります。彼らが学んでいるのは、この地域で古くから脈々と受け継がれてきた「南部もぐり」という伝統的な潜水技術です。

この南部もぐりとは、金属製の頑丈なヘルメットを頭部に装着し、船の上からホースで絶え間なく空気を送り込んでもらうヘルメット式潜水法を指します。水中で長時間の作業を可能にするため、土木工事や災害復旧の現場で重宝されてきました。現代の海洋産業においても、極めて重要かつ実践的な専門技術として高く評価されているのです。

SNS上では「高校生がこれほど重厚な装備を扱い、プロ顔負けの訓練をしているなんて驚きだ」「地域の誇りである伝統技術を若い世代が受け継ぐ姿に感動した」といった熱い声が数多く寄せられています。過酷な環境に立ち向かう若者たちの挑戦は、画面越しに見守る多くの人々の心を動かしているようです。

実際に潜水を行う相野翔馬さんに対し、2人の仲間が手際よく機材を装着していきます。驚くべきことに、その装備の総重量は約70キログラムにも達するそうです。この重厚な潜水服は、凍えるような冬の海の猛烈な水圧から全身を守り、体温を奪われないように維持するための重要な役割を果たしています。

緊張感が漂う現場で、相野さんは頭の中で作業手順を何度も確認しながら、静かに準備が整う瞬間を待っています。私自身、この命がけとも言える過酷な実習に真摯に向き合う高校生たちの姿に、深い敬意を抱かずにはいられません。彼らのような存在こそが、日本の安全な海洋開発の未来を支える光になるでしょう。

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