HIOKIが2020年12月期にV字回復へ!新型記録装置と海外攻勢で純利益18%増を予測

測定器の世界で確固たる地位を築いているHIOKI(日置電機)が、次なる躍進に向けて力強い一歩を踏み出しました。同社は2020年1月24日、2020年12月期の連結純利益が前期と比べて18%増加し、26億円に達する見通しであると発表したのです。この明るいニュースに対し、SNSなどでは「日本のものづくりを支える企業の復活は嬉しい」「新製品への期待が株価にも反映されそう」といったポジティブな反響が数多く寄せられています。

この急成長を牽引する最大の原動力となるのが、2019年末に市場へ投入されたばかりの新型の「記録装置」です。これは目に見えない電気信号が時間の経過とともにどのように変化するかをグラフ化し、詳細に測定・分析できる高度な専門機器のことで、現代の電子機器開発には欠かせません。この革新的な新製品が、日本国内のみならず、世界各国の開発現場で需要を大きく伸ばすと期待されているのです。

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積極的な海外拠点の強化と前期の課題からの脱却

さらに同社は、海外市場でのシェア拡大に向けてアクセルを踏み込んでいます。特にアメリカの販売子会社において営業体制を大幅に強化し、現地での密着型ビジネスを展開することで、さらなる売上高の積み増しを狙う戦略です。これらの積極的な施策が実を結び、全体の売上高は前期比4%増の238億円に達する見込みとなっています。グローバル企業としての底力を感じさせる非常にアグレッシブな計画と言えるでしょう。

一方で、同日に開示された2019年12月期の連結決算に目を向けると、売上高は前の期比2%減の228億円、純利益は21%減の21億円という厳しい結果に終わっていました。世界的な景気の先行き不透明感から、主要な顧客である自動車業界や電子部品メーカーが新しい設備への投資を一時的に見合わせたことが原因です。また、将来の成長を見据えた海外販路の開拓に伴う人件費や、最先端技術を生み出すための研究開発費といった先行投資も利益を圧迫しました。

しかし、こうした過去の苦境を乗り越え、すぐさま翌期にV字回復のシナリオを描ける点に、同社の技術力の高さと経営の柔軟性が現れています。自動車の電動化やスマートフォンの進化が進む現代において、高性能な計測器はあらゆる産業の発展に不可欠な存在です。一時的なコスト増を恐れずに未来へ投資したHIOKIの決断は正しく、2020年は同社にとって華麗なる逆襲の1年になるのではないでしょうか。

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