就職活動のスケジュールが、かつてないほどのスピードで加速しています。就職情報大手のディスコが2020年01月17日に発表した驚きの調査結果によると、2021年春に卒業を予定している大学生や大学院生のうち、なんと35.2%が1月1日時点で「すでに本選考に臨んだ」と回答したことが明らかになりました。
さらに注目すべきは、内々定を含めた「内定率」がすでに7.0%に達し、前年の同じ時期を上回るハイペースを記録している点です。年が明けたばかりのこの段階で、およそ14人に1人の就活生がすでに進路を確保しているという事実は、現在の就職戦線がいかに激しい先手必勝の戦いになっているかを物語っているでしょう。
ルール撤廃で企業の本音が爆発?SNSでも焦りと驚きの声
この超早期化の背景にあるのが、いわゆる「経団連ルール」の廃止です。これは経団連が主導していた「大学3年生の3月に会社説明会を解禁し、4年生の6月に面接などの選考を開始する」という就活の公式なスケジュール指針のことを指します。今年からこの縛りがなくなったことで、優秀な人材をいち早く自社に迎え入れたい企業側の青田買いの動きが一気に表面化しました。
インターネット上のSNSでも、このニュースに対して現役の学生たちから「まだ1月なのに周りが内定を持っていて焦る」「インターンシップがそのまま本選考に直結しているのを肌で感じる」といった、リアルな戸惑いや驚きの声が数多く上がっています。就活の早期化はもはや噂ではなく、確実な現実として学生たちに重くのしかかっているようです。
編集部が斬る!これからの就活生に求められる「自律型」の構え
筆者は、この就活ルールの形骸化と早期化は、学生側にとっても企業側にとっても「本質的なマッチング」を試す大きな転換期になると考えています。これまでは国や組織が決めた横一列のスタートラインがありましたが、これからは自分自身でアンテナを張り、主体的にキャリアを切り開く「自律型」の姿勢が何より重要になってくるはずです。
周りのペースに流されて焦ってしまい、よく知らないまま内定を承諾することだけは避けなければなりません。大切なのは、時期がどれだけ早まろうとも「自分は将来どんな働き方をしたいのか」という軸をブレさせずに持つことです。企業の早期選考という荒波を逆手に取り、インターンなどを通じて社会を覗くチャンスが増えたとポジティブに捉えて進んでいきましょう。
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