大学生の皆さんにとって、将来を決める一大イベントである就職活動に、今まさに大きな地殻変動が起きているのをご存じでしょうか。就職情報大手のディスコが発表した最新データによると、2020年1月1日時点において、2021年春に卒業を予定している大学生や大学院生のうち、早くも35.2%が企業の「本選考」に進んでいることが明らかになりました。驚くべきことに、すでに内定(内々定含む)を勝ち取った学生は7%に達しており、前年の同じ時期を大きく上回るペースで推移しています。
これほどまでに就活が前倒しになっている背景には、いわゆる「経団連ルール」の廃止が挙げられます。これまで大学3年生の3月に会社説明会、4年生の6月に面接などの選考を解禁するという就職活動の指針が撤廃されたことで、優秀な人材をいち早く確保したい企業側が動きを加速させているのです。この異例のスピード感に対して、SNS上では「まだ3年生の冬なのに焦る」「自分の時代より早すぎてびっくりした」といった驚きや戸惑いの声が多く上がっており、タイムラインは大きな賑わいを見せています。
では、この早期化の波に乗って見事に内定を手にした先輩たちは、どのような就活を行っていたのでしょうか。調査によると、すでに内定を獲得した学生のなんと72.4%が、その企業のインターンシップ(就業体験)に参加していたという事実が判明しました。インターンシップとは、実際の職場で業務を体験したり社員と交流したりするプログラムのことですが、これが単なる就業体験にとどまらず、事実上の選考ルートとして機能している実態が浮かび上がってきます。
実際にインターンシップへ参加した後に、企業側から何らかのアプローチを受けたと回答した学生は、90.2%という高い割合に達しています。具体的な内容としては、参加者だけに限定された特別なセミナーの案内や、一般公表されない早期選考への招待などが上位を占めており、いずれも前年より増加傾向にあります。つまり、現代の就活においてインターンシップは、志望企業との特別な繋がりを持ち、選考を有利に進めるための必須ステップになっていると言えるでしょう。
さらに、就活を効率的に進めるための手段として、オンラインサービスの存在感が急速に増している点も見逃せません。インターネットを通じて企業の情報を集めたり、説明会を視聴したりした経験を持つ学生は43.4%にのぼり、前年から大きく跳ね上がりました。移動にかかる費用や時間を大幅にカットできるウェブ説明会は、地方在住の学生だけでなく、学業やアルバイトで忙しい就活生にとっても非常に心強い味方になっている模様です。
一方で、就職情報の入手先としては、依然としてリクナビやマイナビに代表される「就職情報サイト」が92.4%でトップを独走しています。続いて各企業の公式ホームページが70.3%、学内イベントが50.6%となっており、デジタルとリアル双方のチャネルを賢く使い分ける姿が見て取れます。まずは定番の就活サイトで広く情報を集めつつ、本命企業の動向は個別チェックするというのが、現代のスタンダードな戦術のようです。
編集部としては、この就活の超早期化をただ恐れる必要はないと考えています。むしろ早い段階からインターンシップを通じて社会や仕事に触れることは、自身の適性を知る絶好のチャンスです。ルールに縛られず、オンラインツールなどもフル活用して主体的に動いた学生こそが、納得のいく進路を勝ち取れる時代が到来したと言えるのではないでしょうか。変化をポジティブに捉え、一歩先をゆく就活を展開していきましょう。
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