2020年2月5日現在、観光地として人気を集める山形県に、新型コロナウイルスによる深刻な影が落ちています。山形県の吉村美栄子知事は2020年2月4日の記者会見において、県内の宿泊施設で発生した外国人観光客によるキャンセルが、延べ910人分に達していることを発表しました。
この数字は、2020年2月4日の朝までに集計されたデータに基づくものです。驚くべきは、その増加スピードでしょう。わずか1週間前の時点と比較して、延べ330人ものキャンセルが新たに発生しており、事態の深刻さが浮き彫りとなっています。
止まらないキャンセルの連鎖と経済への影響
今回の事態は団体客のみならず、個人旅行客の間にも広がりを見せています。国や地域別の詳細は現時点で不透明ですが、山形県はもともと台湾からの訪日客が多く、この影響が色濃く出ているようです。また、酒田港へ入港予定だったクルーズ船の寄港も当面は見送られることとなりました。
クルーズ船とは、船内で宿泊や食事を楽しみながら各地を巡る大型旅客船のことですが、その寄港中止は地域経済にとって大きな痛手といえます。さらに、県内の私立高校が計画していた台湾への交流事業までもが中止の判断を下されました。教育の現場にまで影響が波及している現状は、極めて憂慮すべき事態です。
SNS上では、「せっかくの旅行が中止になり残念」「観光業が本当に心配」といった、旅行者と観光関係者の双方から悲痛な声が多く上がっています。先の見えない不安が広がる中で、私たちは正しい情報を冷静に把握し、過度に萎縮することなく、今後の動向を注視していく必要があるのではないでしょうか。
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