2020年1月30日現在、投資家の間で熱い視線を浴びている「国内リート型投資信託」をご存知でしょうか。REIT(リート)とは、不動産投資信託のことで、多くの投資家から集めた資金で不動産を購入し、そこから得られる賃貸料収入や売却益を投資家に分配する仕組みを指します。つまり、少額から不動産オーナーのような利益を得られる金融商品です。
いま、このREITが非常に好調です。東証REIT指数は2年連続で10%を超える上昇率を記録しました。背景にあるのは、世界的な金融緩和の長期化予測です。金利が低い状況が続けば、銀行預金よりも高い利回りが期待できるREITに資金が向かうのは必然といえるでしょう。SNSでも「安定感がある」「利回りの魅力には抗えない」といった声が多く聞かれます。
運用のプロが分析する好成績のワケ
過去1年間となる2019年12月末時点での運用成績を見ると、上位10本の投資信託すべてが東証REIT指数を上回る素晴らしいパフォーマンスを上げています。特に注目すべきは、第1位の東京海上アセットマネジメント「東京海上J-REIT投信(通貨選択型)インドネシアルピアコース(毎月分配型)」です。このファンドは、唯一上昇率が30%を超えました。
この驚異的な数字は、リート自体の値上がりに加えて、インドネシアルピアの為替取引による収益がプラスされた結果です。月報によれば為替収益だけで12%前後のプラスを生み出しており、通貨選択型の特徴を最大限に活かした好例といえます。為替の動きはリスクも伴いますが、今回はそれが追い風となって高いリターンを生みました。
また、今回のデータで興味深いのは、上位10本の中で毎月分配型が3本に留まっているという点です。これまでは毎月受け取れる分配金が人気でしたが、複利効果を期待できるタイプ、つまり分配金を再投資して効率よく資産を増やすタイプが目立つようになりました。これは個人が長期的な資産形成を重視し始めている証拠であり、非常に健全な傾向だと感じます。
ただし、好調だからといって油断は禁物です。現在の成功は、歴史的な低金利環境と不動産市況の強さに支えられています。特に注意したいのが、長期金利の動向です。国内のリート市場は、実は米国の金利動向に非常に敏感です。もし米国が金利政策を変更すれば、国内のREITも大きく乱高下する可能性があることを忘れてはなりません。冷静な分析とリスク管理を忘れずに投資を楽しみましょう。
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