2019年6月27日、「東京2020」オリンピック・パラリンピック競技大会をテーマに、新潟の近未来像を探るスポーツフォーラムが開催されました。この催しで、日本政策投資銀行(DBJ)の木下康司会長が冒頭に登壇され、大変示唆に富むご挨拶をされたのです。木下会長は、スポーツが持つ本質的な力に深く着目されています。それは、単なる競技の枠を超え、人々を惹きつけ、感動させ、そして固い絆で結びつける計り知れないパワーだと言えるでしょう。
特に、この「人々を魅了し、結びつける力」を活用した地域社会を活性化させるための取り組みは、今後ますます重要性を増していくに違いない、と木下会長は強調されました。日本政策投資銀行(DBJ)は、企業や地域への投融資を通じて国の政策を実現する政府系の金融機関です。その役割の一つとして、「スポーツを通じた地方の活性化」を明確に掲げていらっしゃるのですね。スポーツは、その地域のブランド力を高めたり、交流人口(地域外から訪れる人々)を増やしたりする起爆剤になり得るという期待が込められています。
木下会長はご挨拶の結びに、集まった聴衆に対して、「スポーツの持つ大きな力にぜひ共感していただきたい」と熱いメッセージを贈りました。そして、「このフォーラムを、新潟県のさらなる発展を共に考える貴重な機会として活用してほしい」と参加者へ呼びかけられています。この発言からは、DBJが単に資金を提供するだけでなく、地域の将来を見据えた議論と行動を深く支援していきたいという強い意志が伝わってくるのではないでしょうか。SNSでも「スポーツの経済効果に期待」「金融機関が地域創生をリードするのは心強い」といった、前向きな反響が見受けられました。
DBJ会長が指摘する「スポーツ×地域」の可能性
私見を述べさせていただくと、木下会長が語るスポーツの「魅了し、結びつける力」こそが、地方創生における最大のフロンティアだと考えられます。例えば、国際的なスポーツイベントの開催やプロチームの存在は、その地域にとってかけがえのない「文化的資本」となり、住む人々の誇りや愛着を深める効果があるでしょう。これは、地域の持続的な発展に不可欠な要素です。DBJのような政府系金融機関が、この分野に重点的に関与することで、これまでスポーツ投資に及び腰だった地方自治体や企業も、新しい一歩を踏み出しやすくなるきっかけになるでしょう。2020年に開催される東京大会を契機として、新潟をはじめとする地方都市が、スポーツを核とした新しい活力と魅力を創造していくことに大いに期待したいものです。
コメント