将棋メシの聖地巡礼!先崎学九段が明かす千駄ケ谷の絶品グルメと棋士たちの素顔

うつ病からの復帰劇を描いた前作が大きな話題を呼んだ、将棋界屈指の文筆家である先崎学九段が新たな名著を世に送り出しました。文芸春秋から1,200円で出版された新刊『将棋指しの腹のうち』は、日本将棋連盟の本部がある東京・千駄ケ谷の珠玉のグルメ案内本です。棋士たちが対局中に食べる食事、通称「将棋メシ」にスポットを当てた本作は、ファンならずとも食欲をそそられる内容に仕上がっています。

本書では、2019年3月に多くのファンに惜しまれつつも幕を閉じた「みろく庵」を将棋メシの聖地として紹介しています。さらに、連盟から歩いてわずか3分という好立地にある「ほそ島や」を、将棋指しの社員食堂と親しみを込めて表現しました。軽妙なタッチで描かれるお店の数々は、どれも棋士たちの日常に深く根差したものばかりです。長年この世界、つまり「斯界(しかい)」を見つめてきた事情通だからこそ書けるエピソードが満載となっています。

SNS上でもこの本は大きな反響を呼んでおり、「読んでいるだけで千駄ケ谷に足を運びたくなる」「棋士たちの人間味が伝わってきて愛おしい」といった熱い声が続々と寄せられています。プロ棋士という勝負師たちが、過酷な対局の合間にどんなものを食べ、どんな表情を見せているのかを知ることができるのは、ファンにとって最高の贅沢と言えるでしょう。

仲間たちと笑い合い、時には悔しさを噛み締めながら食して飲んだお店には、数きれないほどの思い出が詰まっています。私は、この本の本質的な魅力は単なるグルメガイドに留まらない点にあると考えます。一見すると華やかに見えるプロの世界ですが、その舞台裏で繰り広げられる人間ドラマや裏話こそが、読者の心を掴んで離さない本当の隠し味なのです。

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