2019年07月23日、日本のサッカーファンが熱い視線を注ぐ埼玉スタジアム2002にて、欧州を代表する名門同士が激突する夢の親善試合が開催されました。イングランドの強豪チェルシーと、スペインの至宝バルセロナが相まみえたこの一戦は、平日夜の開催ながらもスタンドを埋め尽くした観衆の熱気に包まれています。プレシーズンツアーの一環とはいえ、世界最高峰の技術を間近で見られる貴重な機会に、日本のサッカー界が大きな盛り上がりを見せているのは間違いありません。
試合の幕開けから主導権を握ろうと試みたのは、伝統的なパスサッカーを得意とするバルセロナでした。今夏にアトレティコ・マドリードから加入したばかりの注目株、アントワーヌ・グリーズマン選手がスタメンに名を連ね、果敢にゴールを狙う姿勢を見せます。しかし、エースのリオネル・メッシ選手やルイス・スアレス選手といった主力の一部が不在という状況もあり、決定機を決めきることができないもどかしい展開が続いてしまいました。
一方のチェルシーは、鋭いカウンターと組織的な守備でバルセロナの攻撃を跳ね返し、好機をうかがいます。前半の34分、相手のミスを見逃さなかったタミー・エーブラハム選手が鮮やかな先制ゴールを奪取しました。彼は昨季までレンタル移籍で経験を積んできた期待の若手であり、まさに自らの価値を世界に証明する一撃となったのです。こうした新戦力や若手の台頭は、新体制での飛躍を誓うチームにとって非常に明るい材料と言えるでしょう。
世界が注目する新戦力の融合とJリーグからの挑戦者
後半に入ってもチェルシーの勢いは衰えず、さらに追加点を奪ってバルセロナを引き離す展開となりました。バルセロナも試合終了間際に、中盤の要であるイヴァン・ラキティッチ選手が目の覚めるようなミドルシュートを突き刺し、1点を返す意地を見せます。しかし、反撃もそこまでとなり、最終スコア2対1でチェルシーが勝利を収める結果となりました。親善試合とはいえ、真剣勝負さながらの攻防に観客席からは惜しみない拍手が送られています。
SNS上では、特にチェルシーの躍動する若手選手たちへの称賛が相次いでおり、「新監督のもとでチームが生まれ変わろうとしている」といった期待の声が多く見受けられました。その一方で、J1の鹿島アントラーズからバルセロナへの電撃移籍を果たしたばかりの安部裕葵選手については、残念ながらベンチ入りメンバーから外れています。日本が生んだ若き才能がカンプ・ノウの舞台で輝く日を、多くのファンが今か今かと待ちわびている状況です。
私個人の見解としては、こうしたプレシーズンマッチは単なる興行ではなく、欧州のトップレベルを肌で感じるための「教科書」のような価値があると考えています。特に今回、グリーズマン選手のような世界トップクラスの選手が日本の芝の上でプレーしたことは、次世代を担う子供たちにとって計り知れない刺激になったはずです。安部選手が不在だったことは惜しまれますが、彼が今後バルサの哲学を吸収し、再び日本でその勇姿を見せてくれることを願ってやみません。
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