【2019年7月26日最新】円相場は108円台で小幅続落!ECB理事会を前に投資家が注視する今後の為替動向とは?

2019年07月26日の東京外国為替市場では、円相場がわずかに値を下げる展開となりました。午後17時時点のレートは1ドル=108円05銭から06銭近辺で推移しており、前日の同時刻と比較すると2銭ほどの円安ドル高水準を記録しています。週の締めくくりを前に、市場では大きな方向感を探るような、静かながらも緊張感の漂う取引が続いていたといえるでしょう。

今回の円売りの背景には、前日の米国市場におけるハイテク関連株の上昇があります。これを受けて同日の日経平均株価も堅調に推移したため、投資家の間ではリスクを取る姿勢が強まり、安全資産とされる円を手放す動きが優勢となりました。さらに、決済業務を目的とした国内の輸入企業による実需のドル買いも観測されており、これらが複合的に重なって円の重荷となった模様です。

為替相場においてよく耳にする「実需」とは、投資目的ではなく、実際の輸出入ビジネスの支払いのために通貨を交換することを指します。SNS上では「株高のわりには円安が進まない」「底堅い動きで手が出しにくい」といった個人投資家の声が散見されました。確かに、円が一方的に売られるような場面は見られず、下値の堅さが意識される展開であったことは間違いありません。

投資家たちが過度な取引を控えた最大の理由は、欧州中央銀行(ECB)理事会の結果発表と、ドラギ総裁による記者会見を直前に控えていたからでしょう。今後の金融政策の舵取りを左右する重要イベントを前に、不用意にポジションを傾けたくないという心理が働いています。市場が固唾をのんで見守るなか、大きな波乱を期待する層と慎重に見守る層が交錯している状態です。

一方で、対ユーロにおいては円高が進んでおり、通貨ペアによって動きが分かれる興味深い状況を呈しています。個人的な見解としては、米中貿易摩擦などの不透明な外部環境が残るなかで、円が極端に売られるシナリオは描きにくいと感じています。まずは今夜のドラギ総裁の発言内容が、冷え込みつつある欧州経済に対してどのような処方箋を提示するのか、その一挙手一投足から目が離せません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました