【札幌2歳児衰弱死】転居直後から「日常的な泣き声」 虐待を疑う通告も!近隣住民の証言とSNSの反響

2019年6月12日、札幌市中央区で発覚した池田詩梨(ことり)ちゃん(2歳)の衰弱死事件は、日本社会に大きな衝撃を与えています。傷害容疑で母親の池田莉菜容疑者(21歳)と、交際相手の藤原一弥容疑者(24歳)が逮捕されましたが、この痛ましい事件には、転居直後の2月ごろから「日常的な泣き声」という虐待の兆候がすでに現れていたことが明らかになってきました。近隣住民の証言から、道警は少なくともこの時期から、詩梨ちゃんへの虐待行為が始まっていた疑いがあると見て、詳しい捜査を進めているところです。

母子の住んでいたマンションの住民男性によりますと、池田容疑者と詩梨ちゃんが2月ごろに札幌市東区から中央区へ引っ越してきた直後から、詩梨ちゃんの泣き声が日常的に聞こえていたそうです。その声は「日常的に聞こえ、泣き始めると2~3時間くらい続いた」という、耳をふさぎたくなるような凄惨な状況でした。2歳という幼い子どもが長時間泣き続けるという事実は、育児環境の異常さを強く示唆しており、私たち大人社会がこの声に気づき、手を差し伸べられなかったことへの強い責任を感じざるを得ません。

さらに、札幌市への取材で、2019年4月5日には、すでに児童相談所へ虐待を疑わせる通告が寄せられていたことが判明しています。「先々月から昼夜問わず子供の泣き叫ぶ声がして心配」という通告内容は、近隣住民が詩梨ちゃんの状況を深く案じていたことを示しています。児童相談所とは、子どもが虐待を受けている場合や、保護者の育児不安、障害、子育ての悩みなど、18歳未満の子どもの福祉に関する様々な相談に対応する行政機関ですが、こうした早期の通報がありながら、尊い命が救えなかったという事実は重く受け止められるべきでしょう。

池田容疑者は、この引っ越しの前後に飲食店経営の藤原容疑者と交際を始めたとみられています。2人の自宅は徒歩圏内にあり、藤原容疑者は頻繁にマンションに出入りしていたことが分かっています。この事件に対し、SNS上では「通告があったのにどうして助けられなかったのか」「日常的な泣き声が虐待のサインだと認識されていなかったのか」といった、社会の対応への厳しい意見や、詩梨ちゃんを悼む声が数多く寄せられています。幼い命を守るためには、近隣住民や関係機関が、子どもの小さなサインを見逃さない「地域の目」を育てていくことが不可欠だと、改めて強く思います。

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