2019年6月12日、石川県の金沢市と富山県の富山市を拠点とするタクシー業界から、利用者にとって非常に嬉しいニュースが飛び込んできました。地域の大手タクシー会社である冨士タクシー(金沢市)と富山交通(富山市)が、合計300台を超える車両にタブレット(多機能携帯端末)を活用したキャッシュレス決済システムを一斉に導入したのです。これは、お客様が車内で現金を使わずに、運賃をスムーズに支払えるようになる画期的な取り組みでしょう。
具体的には、冨士タクシーが144台、富山交通が161台の車両に、配車サービスなどを手がけるジャパンタクシー(東京・千代田)が提供する決済機能付きのタブレットが設置されました。このシステムでは、後部座席に座るお客様がご自身でタブレットの画面を操作し、表示されたタクシーのメーター料金を簡単に決済できる設計になっています。現金でのやり取りが不要となるため、お釣りの心配がなく、特に急いでいる時や深夜の利用時などには大きなメリットとなるに違いありません。
対応する決済手段は非常に多彩で、一般的なクレジットカードや電子マネー(SuicaやiDといった事前にチャージしたり、ひもづけたりして使うことができる決済サービス)に対応しています。さらに、タブレット画面にQRコードを表示させて、スマートフォンアプリで読み取って決済を完了させる方法も利用できるとのこと。つまり、普段使い慣れた支払い方法をほとんど網羅していると言えるでしょう。この利便性の向上は、特に日本の複雑な決済事情に慣れていない訪日外国人(インバウンド)の方々にとって、北陸の旅をより快適にする重要なポイントとなるでしょう。
このキャッシュレス化の波は、利用者だけでなく、タクシーの乗務員の方々にもメリットをもたらします。現金の取り扱いや、煩雑なお釣りの受け渡しといった作業が軽減されるため、乗務員の方々は運転や接客により集中できるようになります。これは、タクシーサービスの安全性と質の向上にも繋がるため、地域経済を支える重要な交通インフラとしてのタクシーの地位をさらに高めるものと、私は強く期待しています。
このニュースに対し、SNS上では「ついに北陸もここまで来たか!」「出張の時、小銭がなくて困ることが多かったから助かる」といった、利便性の向上を歓迎する声が多く見受けられました。特に「地方のタクシーは現金のみのイメージだったから嬉しい誤算」という反応は、この取り組みがいかに地域に求められていたかを示していると言えるでしょう。**タクシー業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)**が叫ばれる中、北陸エリアのこの動きは、日本の地方都市における先進的な事例として、今後大きな注目を集めることでしょう。
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