2019年08月27日現在、株式市場では中国ビジネスに深く関わる企業の業績悪化が深刻な懸念材料となっています。特に投資家が注目しているのは、アナリストによる業績予想の変化を数値化した「リビジョン・インデックス(RI)」の急激な悪化です。この指標は、業績予想が上方修正された銘柄の割合から下方修正されたものの割合を差し引いて算出されるもので、現在の市場の温度感をダイレクトに反映しています。
大和証券の調査によれば、TOPIX500(金融を除く)の中で中国での売上比率が10%を超える銘柄のRIは、2019年08月22日時点でマイナス70.1%という驚異的な数字を記録しました。これは約3年ぶりの低水準であり、現場の専門家たちが中国関連株に対して極めて厳しい視線を送っている証左と言えるでしょう。SNS上でも「どこまで下がるのか予測がつかない」「今は手出し無用」といった悲鳴に近い声が目立っています。
過去の経験則が通用しない?米中摩擦が影を落とす市場の現状
過去20年間のデータを紐解くと、RIがマイナス70%を下回る局面は絶好の「底入れ」のサインとされてきました。世界経済を揺るがした2016年のチャイナ・ショック時も、この水準を境に相場は反転攻勢に転じています。そのため、一部では「悪材料はすでに株価に織り込まれており、そろそろ反発するのではないか」という期待感も漂っています。しかし、今回の局面ではそのような楽観論を打ち消すほどの重圧が市場を支配しているのです。
反転を阻む最大の障壁は、出口の見えない米中貿易交渉の難航にあります。さらには、通貨市場においても人民元が対ドルでじりじりと下落を続けており、企業の収益をさらに圧迫する要因となりかねません。これまでの歴史的なパターンが通用しない「底なし沼」のような状況に、多くの市場参加者が警戒を解けないままでいます。私自身の見解としても、政治的な不透明感が解消されない限り、安易な買い向かいはリスクが高いと判断せざるを得ません。
現在のRIは確かに歴史的な大底圏内にありますが、指標がさらに低下し、過去最低を更新するシナリオも十分に想定されます。投資家としては、目の前の数字に惑わされることなく、国際情勢の推移を冷徹に見極める忍耐強さが求められる時期と言えるでしょう。今は夜明けを待つ時間帯ですが、その夜明けがいつ訪れるのか、世界中の視線が2019年08月現在の動向に注がれています。今後も中国関連株の推移からは目が離せません。
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