【2021年卒・大学3年生】採用成功の鍵は「業界比較」にあり!知名度に頼らない中小企業のインターン・説明会戦略

雇用ジャーナリストの海老原嗣生氏が提言する、学生の心に深く寄り添い「急がば回れ」の精神で行う採用手法について、2019年08月27日現在の視点から掘り下げていきましょう。大学3年生を対象とした早期の採用活動において、自社の名前を売ることばかりに躍起になってはいませんか。実は、個別の企業説明会を企画しても、この時期の学生にはなかなか響かないのが現実です。そこで有効な手段となるのが、大学側へ「業界説明会」の開催を提案することでしょう。

大学のキャリア支援課などは、単独企業の宣伝には慎重ですが、学生の職業観を養う教育的な「業界解説」であれば、授業の一環として受け入れてくれる可能性が格段に高まります。ここで重要なポイントは、自社の立ち位置を「業界」という大きな枠組みで捉え直すことでしょう。例えば、自動車のネジを専門に製造している企業であれば、自社をアピールするのではなく「自動車業界全体を俯瞰(ふかん)する」というスタンスを取るのが賢明です。

SNS上では「大手ばかり見ていて足元が見えていなかった」「業界研究のやり方が分からないから、プロに解説してほしい」といった現役学生の切実な声が散見されます。知名度の低い中小企業であっても、その部品が多くの有名メーカーに採用されているなら、それは強力な武器になるはずです。人気メーカー数社を横並びにして、それぞれの社風や技術力の違いを解説できるのは、実は黒衣として業界を支える中小企業ならではの特権といえるでしょう。

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大手企業を「比較対象」にする逆転の発想とインターン戦略

「憧れのあの企業を一気に比較できる」というキャッチコピーは、就職活動を控えた学生にとって非常に魅力的に映るに違いありません。このアプローチは、1社が自社の自慢話に終始する説明会よりも、学生に喜ばれる有益な機会となるはずです。また、2019年08月27日現在、夏休みを利用したインターンシップの集客に苦戦している企業も多いでしょう。限られた人員で教育プログラムを組む余裕がないという悩みもよく耳にします。

そんなリソース不足に悩む企業にとっての「秘策」は、取引先である大手企業の実態を間近で見せるサービスです。具体的には、自社の社員が取引先へ赴く際に「カバン持ち」として学生を同行させるだけのシンプルな内容で構いません。特別な教材を用意しなくても、人気企業との商談や現場の空気に触れられる体験は、学生にとって何物にも代えがたい価値となります。これなら現場の負担を最小限に抑えつつ、質の高い母集団形成が可能となるでしょう。

こうした取り組みを実現させるためには、大学との強固なコネクションが不可欠となります。もしルートがないのであれば、就職ナビサイトの営業担当者を活用するという「裏技」も検討すべきです。ナビ運営会社は大学向けの支援部署も持っていることが多いため、掲載契約の条件として大学との橋渡しを依頼する交渉術も有効でしょう。学生のニーズを汲み取り、自社の強みを「業界の視点」で再定義することが、これからの採用を勝ち抜く正攻法です。

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