【吹田市小5女児いじめ】骨折・PTSD放置の衝撃実態と学校側の信じがたい対応【2019年】

大阪府吹田市で、耳を疑うような痛ましいニュースが飛び込んできました。2019年6月12日、市が設置した第三者委員会の報告により、ある女子児童が長期間にわたり凄惨ないじめを受け続けていた事実が判明したのです。学校という本来であれば子供たちにとって最も安全で安心できるはずの場所が、恐怖の温床となっていた現実に、世間は大きな衝撃を受けています。被害に遭った児童の苦しみを思うと、胸が締め付けられる思いです。

報告書によると、被害者は現在小学5年生になる女子児童です。彼女がまだ小学1年生から2年生だった2015年から2017年の間、同級生の男子児童5人から執拗な嫌がらせを受けていました。ボールをぶつけられたり、ランドセルを引っ張られたりといった暴力行為に加え、容姿を揶揄して「ガリガリ君」というあだ名を付けられたり、きょうだいの悪口を言われたりするなど、精神的な攻撃も継続的に行われていたといいます。

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繰り返された暴力と心身への深い傷

いじめの内容はエスカレートし、女児は左足首を骨折するという大怪我を負わされました。さらに深刻なのは、心に負った深い傷です。彼女は心的外傷後ストレス障害、いわゆるPTSDを発症しています。これは命に関わるような衝撃的な出来事を体験した後、その記憶がフラッシュバックしたり、常に不安や緊張状態が続いたりする深刻な精神疾患です。また、過度なストレスが原因で目が見えにくくなる心因性の視力障害も患っており、その苦痛は計り知れません。

加害児童たちは、教師にいじめを訴えないよう口止めまでしていたとされています。幼い子供たちが、ターゲットを孤立させ、逃げ場を塞ぐような手口を使っていたことに戦慄を覚えます。女児は2年生の1学期に実施された生活アンケートで「けられた。なぐられた」と被害を訴えていました。しかし、担任教師は加害児童に「してはいけない」と口頭で注意するだけで済ませ、事実確認や組織的な対応を一切行わなかったのです。

SOSを黙殺した学校と教育委員会の闇

学校側の対応の杜撰さは、これだけにとどまりません。2017年3月、女児が保護者に被害を打ち明け、いじめが発覚しました。保護者はすぐに学校へ訴え出ましたが、当時の校長からは謝罪の言葉ひとつなく、組織的な救済措置も取られませんでした。その結果、女児は数日後に再びいじめを受け、登校できない状態に追い込まれてしまったのです。「組織的な対応は皆無といっていい」と断じた第三者委員会の指摘は、あまりにも重い事実を突きつけています。

さらに驚くべきは、吹田市教育委員会の対応です。保護者が第三者委員会の設置を求めた際、市教委は「子供たちの記憶が薄れていて実態解明は難しい」などという理由で、調査は不要だと結論付けていました。被害者のSOSよりも保身や事なかれ主義を優先するかのような態度は、教育行政を司る組織としてあるまじき行為でしょう。その後、教育委員からの求めでようやく調査が始まったという経緯も、組織の自浄作用の無さを露呈しています。

【編集部の視点】教育現場の怠慢は決して許されない

今回の事件に対し、SNSなどのインターネット上では怒りの声が噴出しています。「学校も教育委員会も共犯者と同じだ」「子供が骨折までしているのに放置とは信じられない」といった厳しい意見が相次ぎ、多くの人々がやるせない思いを抱えているようです。当然の反応でしょう。いじめは単なるトラブルではなく、心身を傷つける犯罪行為です。それを大人が見て見ぬふりをした罪は、万死に値すると言っても過言ではありません。

一人の子供が悲痛な叫びを上げ、具体的なSOSを発していたにもかかわらず、それを握りつぶした学校と教育委員会の責任は重大です。被害児童とそのご家族が受けた苦しみは、一生消えることはないかもしれません。二度とこのような悲劇を繰り返さないためにも、関係者の厳正な処分はもちろんのこと、教育現場全体の意識改革が急務です。子供たちの命と未来を守る覚悟がない人間に、教壇に立つ資格はないと私は強く感じます。

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