スマートフォン向けゲームの最前線を走り続ける株式会社コロプラが、2019年09月02日付で発表した新たな役員人事が業界の注目を集めています。今回の人事異動は、単なる担当の入れ替えに留まらず、各分野のエキスパートをより戦略的なポジションへ配置することで、組織全体の最適化を図る狙いが見て取れるでしょう。SNS上では「主要メンバーの守備範囲が変わることで、既存タイトルの運営や新作開発にどのような化学反応が起きるのか」といった、期待と関心が入り混じった声が多く寄せられています。
今回の体制変更で特に注目すべきは、長谷部潤氏が新たにCIO(最高情報責任者)に就任した点です。CIOとは、企業のIT戦略や情報システムを統括する非常に重要な役割を指します。これまでCSO(最高戦略責任者)としてマーケティングや法務知財を牽引してきた長谷部氏が、インキュベーション本部長として新規事業の育成も継続して担当する形となりました。同氏の持つ幅広い知見が、情報の利活用を通じてどのようにコロプラの成長を加速させるのか、その手腕に大きな期待が寄せられているのです。
また、マーケティングの要となるCMO(最高マーケティング責任者)には、石渡亮介氏が抜擢されました。これまではCHRO(最高人事責任者)として組織作りを支えてきた石渡氏ですが、今後はマーケティング本部長として、ユーザーとのコミュニケーションを統括していくことになります。人事のプロフェッショナルがマーケティングの舵を取るという一見意外な采配ですが、組織心理を熟知した同氏であれば、プレイヤーの心を掴む斬新な施策を次々と打ち出してくれるに違いありません。
技術と組織の再編が生み出すコロプラの新たな強み
開発の心臓部を担う技術部門では、菅井健太氏がCTO(最高技術責任者)を兼務したまま、技術統括本部長としてより広い視点で指揮を執る体制へと移行しました。エンジニアリングとアートの両本部長を経験してきた菅井氏が技術全体を統括することで、クリエイティブとテクノロジーの融合がさらに強固なものとなるはずです。高度なグラフィックと快適な操作性が求められる昨今のモバイルゲーム市場において、この技術集約型の新体制は、同社にとって強力な武器になると確信しています。
そして、組織の基盤となる財務と人事の両輪を支えるのが、原井義昭氏の存在です。CFO(最高財務責任者)としてコーポレート本部を率いる同氏が、新たにCHROおよびHR本部長も兼務することになりました。お金の動きを管理する財務と、人の力を最大化させる人事が一つのラインで繋がることで、経営資源の配分がよりスピーディかつ的確に行われることが予想されます。攻めの開発と守りの組織管理を高いレベルで両立させようとする、同社の強い意志を感じる布陣と言えるのではないでしょうか。
私自身の見解としては、今回の人事はコロプラが「モノづくり」の会社から、より「多角的なエンターテインメント企業」へと進化するための布石であると感じています。各役員が複数の重要ポストを兼務し、領域を越えて連携を深めることで、意思決定の速度は飛躍的に高まるはずです。新体制が始動した2019年09月02日を境に、コロプラがどのような驚きを私たちに提供してくれるのか、いちファンとしても、メディア編集者としても、その動向から目が離せそうにありません。
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