SNSをきっかけに爆発的な人気を誇る韓国ファッション界で、今もっとも熱い視線を浴びているブランドをご存知でしょうか。東京都港区に拠点を置く株式会社イチナナキログラムが展開する「17kg(イチナナキログラム)」は、10代から20代の女性を中心に絶大な支持を集めています。2017年に設立されたばかりの新興アパレル企業ながら、その成長スピードは目を見張るものがあるでしょう。
同ブランドの強みは、なんといっても徹底したデータ管理にあります。伊藤淳マネージャーによれば、ECサイト上での販売動向をリアルタイムで分析し、売れ行きが芳しくないアイテムは即座に入れ替える方針を貫いているそうです。最大で約1000品目にも及ぶ膨大なラインナップを抱えつつ、毎日10品ほどを最新のトレンドに合わせて刷新するスピード感こそが、感度の高い若者の心を掴んで離さない秘訣と言えます。
SNS発のビジネスモデルとファンを育てるブランド戦略
イチナナキログラムの躍進を支えているのは、写真共有SNS「Instagram(インスタグラム)」をフル活用したプロモーション活動です。広告に頼りすぎず、ブランドの世界観を視覚的に伝えるイメージ戦略を重視することで、単なる「服の販売」を超えたファンコミュニティを形成しています。SNS上では「プチプラなのに可愛い」「トレンドがすぐに手に入る」といった好意的な反響が数多く寄せられているようです。
価格帯も3000円から4000円程度と非常にリーズナブルに設定されており、お財布事情がシビアな学生層でも手に取りやすいのが魅力でしょう。しかし、単に安いだけではありません。常に新鮮な商品を提供し続けることで「いつ見ても新しい発見がある」という体験を提供し、顧客をブランドの熱心なファンへと育て上げる戦略が功を奏しているのです。デジタルネイティブ世代の消費行動を実に見事に捉えています。
ネットからリアルへ!2019年4月、ラフォーレ原宿への挑戦
これまでオンライン専売で実績を積み上げてきた同社ですが、2019年4月には大きな転換点を迎えました。若者文化の聖地ともいえるラフォーレ原宿(東京都渋谷区)に、ブランド初となる実店舗をオープンさせたのです。この出店について伊藤マネージャーは、ネット通販だけではリーチできない層へブランドを届ける重要性を説いており、リアルな接点を持つことでブランドの信頼性をさらに高める狙いがあるのでしょう。
編集者の視点から見ても、デジタルで成功を収めたブランドが実店舗を持つ意義は極めて大きいと感じます。画面越しでは伝えきれない素材感や試着体験は、顧客満足度を向上させる最後のピースになるはずです。ネットとリアルの相乗効果によって、イチナナキログラムは今後さらにアパレル業界での存在感を強めていくに違いありません。スピード感溢れるこのブランドの動向から、今後も目が離せそうにありませんね。
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