2019年09月11日、日本中が安堵の吐息に包まれました。乳がんの摘出手術を受けられていた上皇后美智子さまが、入院されていた東京大学医学部附属病院を無事に退院されたのです。病院の玄関先に姿を見せられたその凛としたお姿に、待ちわびた多くの市民からは温かい拍手が送られました。手術という大きな試練を乗り越え、皇居へと戻られたその足取りは、私たちに深い感動を与えてくれます。
術後の経過については非常に順調であると報じられており、まずは一安心といったところでしょう。SNS上でも「美智子さま、本当にお疲れ様でした」「ゆっくりとお体を休めてください」といった、回復を心から願う声が溢れかえっています。国民に寄り添い続けてこられた上皇后さまだからこそ、そのご体調を案じる人々の輪は世代を超えて広がっており、まさに日本全体が祈りを捧げた数日間だったと言えるはずです。
今後は日常生活の中で体力の回復を図りながら、再発を防ぐための「補助療法」が検討される予定となっています。この補助療法とは、手術で目に見えるがんを取り除いた後に、わずかに残っている可能性のあるがん細胞を叩くための追加治療のことです。具体的には、ホルモン剤の服用や放射線照射などが一般的ですが、お体の負担を最優先に考えた最適な選択がなされることでしょう。専門医のサポートのもとで慎重に進められる見通しです。
私自身の視点としては、上皇后さまが今回、病を公表し治療に臨まれた姿勢に深い敬意を表さずにはいられません。同じ病に悩む多くの方々にとって、美智子さまの前向きな歩みは大きな勇気と希望の光になったのではないでしょうか。検診の大切さを改めて世に示された意義も非常に大きいと感じます。完璧な公務を長年全うされてきたからこそ、今は何よりもご自身の心身を労わる時間を大切にしていただきたいと切に願います。
2019年09月11日の退院は、一つの大きな区切りとなりました。しかし、本当の意味での静養はこれから始まると言っても過言ではありません。上皇さまとご一緒に、住み慣れた皇居で穏やかな日々を過ごされることが、回復への一番の薬になるはずです。季節の移ろいを感じながら、少しずつ笑顔が戻られることを信じてやみません。これからも、日本中が優しい眼差しで、その健やかな日々を見守り続けていくことになるでしょう。
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