キリン堂がPB戦略を加速!2019年9月19日発表の「健康・美容」特化型ラインナップで独自色を打ち出す

関西を中心にドラッグストアを展開するキリン堂ホールディングスが、自社ブランドであるプライベートブランド(PB)の大幅な拡充に乗り出しました。2019年09月19日の発表によれば、同社は数年以内に機能性表示食品のラインナップを現在の3倍にあたる約10種類まで増やす計画です。激化する業界競争の中で、専門性の高い商品提供によってリピーターを獲得する狙いがあるのでしょう。

今回、新たな目玉として登場したのが機能性表示食品「イチョウ葉エキスリネアンギンコ」です。この商品は、脳の血流を改善し記憶力の維持をサポートすると期待される2種類のイチョウ葉成分を配合しています。2014年から販売してきた類似商品の実績をベースに、より信頼性の高い「機能性表示」としてリニューアルされました。価格は税別4800円で、約370の店舗とネット通販で展開されます。

ここで注目すべき「機能性表示食品」とは、事業者が自らの責任で科学的根拠を消費者庁へ届け出ることにより、特定の保健の目的が期待できる旨を表示できる制度です。2015年にスタートしたこの仕組みは、消費者にとって商品のメリットがひと目で分かるという大きな利点があります。実際に同社の中性脂肪対策サプリメントは、機能性表示を開始してから1年間で売り上げが2割も伸びたというから驚きです。

美容分野においても、独自ブランド「アインシアオーシェリー」の強化が進められています。現在は洗顔料や化粧水など9種類を展開していますが、今後はUV対策など、大手メーカーがカバーしきれないニッチなニーズを突いた3商品を投入する予定です。現場の「ビューティースタッフ」が顧客から直接吸い上げた生の声が、商品開発にダイレクトに反映される仕組みは、非常に合理的で強みになると感じます。

SNS上では、「キリン堂のPBは信頼できる」「カウンセリングを受けながら選べるのが嬉しい」といった好意的な意見が見受けられます。PB商品のファンは女性やシニア層に多く、特定のアイテムを目当てに来店する固定客が増えれば、他の日用品の「ついで買い」も促進されるでしょう。美容関連カテゴリーにおけるPB売上比率を、現在の2倍となる8%まで引き上げるという目標も現実味を帯びています。

関西エリアにおいて、キリン堂は店舗数でスギホールディングスやココカラファインに続く3番手の位置につけています。競合他社が調剤業務や食品の安売りで差別化を図る中、同社が「健康と美容の専門性」という独自の旗印を掲げたことは賢明な判断ではないでしょうか。2019年09月19日時点のこの戦略が、地域の健康を支える新たなスタンダードになることを期待せずにはいられません。

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