2019年09月25日、ビジネスの第一線で活躍する人々が意外な交友関係を明かす「交遊抄」にて、興味深いエピソードが綴られました。今回スポットが当たったのは、筑波大学大学院で教授を務める平井孝志さんと、筆者の太田陽一さんの関係性です。お二人は自他共に認める「真逆」な性格でありながら、深い信頼関係で結ばれているというから驚きを隠せません。
太田さんはご自身を、理屈よりも心の動きや直感を重視する「情緒的で感覚派」なタイプであると分析されています。一方で平井教授といえば、徹底したデータ分析や筋道を立てて考える「論理的(ロジカル)」な思考の持ち主として知られる人物です。本来であれば水と油のように混じり合わないはずの二人ですが、その出会いは意外な形で結実することになります。
驚くべきことに、感覚派であるはずの太田さんは、極めて論理性が求められる平井教授のクラスにおいて、なんと最優秀賞に選出されました。このエピソードに対しSNS上では「感性と論理が融合した瞬間こそ、真のイノベーションが生まれる好例だ」といった感銘の声や、「自分とは異なるタイプから評価されることの尊さを感じる」といった反響が寄せられています。
なぜ、これほどまでに性質の異なるお二人の交流が、今日まで長く続いているのでしょうか。その核心にあるのは、物事を捉える際の根本的な姿勢です。彼らは自分の中にある「先入観」、つまり「こうあるべきだ」という思い込みや偏見を一度脇に置き、目の前の事象をありのままに見つめようとする態度を、共通の哲学として大切にされているのでしょう。
お互いの視点の「違い」を否定するのではなく、むしろ自分にはない新しい景色として楽しむ余裕こそが、成熟した大人の交友関係と言えます。私自身、自分と似た者同士で集まるのは居心地が良いものですが、それでは思考が凝り固まってしまうと感じます。太田さんと平井教授のように、異なる個性を鏡のようにして自分を磨き続ける姿勢は、現代を生きる私たちが見習うべき理想の形ではないでしょうか。
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