2019年10月17日、財務相の諮問機関である財政制度等審議会において、私たちの生活に直結する重要なインフラ改革案が議論されました。近年、日本列島を襲う豪雨災害は激甚化の一途を辿っており、毎年のように各地で甚大な被害が発生しています。こうした現状を重く受け止め、審議会では社会資本整備や農林水産分野における歳出削減と、より効率的で強靭な国づくりを目指す方針が示されたのです。
特に注目すべきは、災害リスクを考慮した土地利用の抜本的な見直しについて厳しい指摘がなされた点でしょう。これまでの対策では、浸水や土砂崩れのリスクが高い地域での居住や開発を十分に抑制できているとは言い難いのが実情です。人命を守るためには、単に堤防を高くするだけでなく、危険な場所には住まない、あるいは開発を制限するという勇気ある決断が今こそ求められているのではないでしょうか。
通信障害を防げ!携帯基地局の電源強化が義務化へ
災害発生時に最も不安を感じる要素の一つが、スマートフォンが繋がらなくなる通信障害です。2019年に入ってからも、大型台風の影響で多くの携帯基地局が停電し、安否確認や救助要請が困難になる事態が相次ぎました。これを改善するため、政府は大手通信キャリアに対し、基地局に予備電源を設置して長時間稼働させることを義務付ける検討に入っています。
このニュースに対し、SNS上では「電波が命綱になるから本当に助かる」「停電してもネットが繋がる安心感は大きい」といった賛成の声が目立ちます。一方で、コスト増加による料金への影響を懸念する意見も見受けられました。しかし、情報が遮断されることの恐怖を考えれば、この「予備電源」という名のバックアップシステム、いわば巨大な蓄電池の整備は、現代社会における必須のコストと言えるでしょう。
また、農林水産分野についても、これまでの補助金のあり方を見直し、効率性の高い農業への転換を促す議論が行われています。災害に強い強靭な国土を維持するためには、限られた財源をどこに集中投下すべきか、私たちはシビアな視点を持つ必要があります。単なる節約ではなく、10年後、20年後の安全を買い取るための投資として、今回の改革案が着実に実行されることを切に願ってやみません。
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