スバル、止まらぬ品質問題の連鎖!2020年3月期業績下方修正の裏側に迫る

かつての勢いに陰りが見え始めたのでしょうか。自動車メーカーのSUBARU(スバル)が2019年11月6日、2020年3月期の連結営業利益予想を従来の見通しから400億円も引き下げ、2200億円に下方修正すると公表しました。投資家やファンの間に動揺が広がっています。

今回の減益要因として最も重くのしかかっているのが、日本とアメリカの両市場で相次いで発生した大規模なリコールです。不具合が見つかった車両を無料で回収・修理するこの制度にかかる費用は、なんと650億円にものぼり、収益を大きく圧迫する結果となりました。

対象となったのは、ブランドの屋台骨を支える主力SUV「フォレスター」や、幅広い層に支持される「インプレッサ」といった看板車種ばかりです。中村知美社長は記者会見の場で、これほどまでの規模は予測が困難であり、見積もりを大幅に上回ったと苦しい胸の内を明かしています。

ネット上では「スバリスト」と呼ばれる熱狂的なファンからも、厳しい声が上がっています。「スバルの技術力を信じていただけに、重なる不具合はショック」といった意見や、度重なる品質問題に対して企業の体質を疑問視するSNSでの投稿が目立っているのが現状です。

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検査不正からの脱却なるか。信頼回復への険しい道のり

スバルにとって、品質問題は今に始まったことではありません。2017年10月27日に発覚した無資格者による完成検査不正問題以降、負の連鎖を断ち切れない状態が続いています。相次ぐリコールは、まさにブランドの信頼回復を妨げる大きな足かせとなっていると言えるでしょう。

さらに懸念されるのが、これまで業績を支えてきた北米市場の動向です。堅調だったアメリカでの販売実績にブレーキがかかり始め、前年割れを記録する月も現れました。唯一の頼みの綱であった海外市場の失速は、同社にとって極めて深刻なリスクをはらんでいると私は分析します。

編集者の視点から言えば、今のスバルに必要なのは、目先の数字よりも「真の品質回帰」ではないでしょうか。一度失った信頼を取り戻すには、徹底した透明性と技術への誠実な向き合い方が不可欠です。今の苦境を乗り越え、再び輝きを取り戻す日を多くのユーザーが待っています。

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