ウーバー株価が上場来安値を更新!CEOが語るウィーワークとの決定的な違いと黒字化への決意

2019年11月06日のアメリカ株式市場において、配車サービスの世界的大手であるウーバー・テクノロジーズの株価が急落し、投資家の間に緊張が走っています。一時は前日比で9%も下落し、25.58ドルという5月の新規株式公開(IPO)以来の安値を記録しました。この背景には、上場後に初期投資家などが株を売却することを禁じる「ロックアップ」という期間が解除されたことがあります。市場に大量の株式が放出されることへの警戒感が、売りを加速させる形となりました。

SNS上では「ウーバーの底が見えない」「ソフトバンクの決算にも影響が出るのでは」といった不安の声が目立っています。実際に、ウーバーの筆頭株主であるソフトバンクグループ(SBG)への波及効果は深刻です。2019年11月07日の東京株式市場では、SBGの株価も一時4%安の4141円まで沈み込みました。前日に発表されたSBGの四半期決算が、投資先の価値下落によって巨額の赤字を計上したことが、投資家の心理に冷や水を浴びせています。

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コスロシャヒCEOが断言するウィーワークとの差別化と将来の展望

こうした逆風の中で、ウーバーのダラ・コスロシャヒCEOは2019年11月06日、ニューヨーク・タイムズ紙主催のカンファレンスに登壇し、自社の正当性を強く訴えました。特に強調したのは、経営危機に陥りSBGの救済を受けることになったシェアオフィス大手「ウィーワーク(WeWork)」との違いです。資金繰りに窮して上場を延期したウィー社とは異なり、ウーバーには確固たる事業基盤と成長性があることをアピールし、市場の疑念を払拭しようと躍起になっています。

さらにコスロシャヒ氏は、具体的な目標として2021年12月期中の黒字転換を掲げ、続く2022年には利益をさらに拡大させるという強気の見通しを明らかにしました。現在は巨額の先行投資が必要な時期ですが、将来的には収益を安定して生み出す構造へ移行できるという自信の表れでしょう。一方で、世界情勢の不透明さから「IPO市場に対する投資家の目は以前よりも格段に厳しくなっている」と述べ、現在の市場環境の難しさについても冷静に分析しています。

編集者の視点から申し上げれば、現在のウーバーを取り巻く状況は、ユニコーン企業(評価額10億ドル超の未上場企業)が真の価値を問われる「選別の時代」に入ったことを示唆しているように感じます。単に規模を拡大するだけでなく、いかにして利益を生み出すビジネスモデルを確立できるかが今後の鍵となるでしょう。ウーバーが掲げた黒字化へのロードマップが単なる期待に終わるのか、それとも現実のものとなるのか、世界中の投資家がその一挙手一投足に注目しています。

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