製造現場のインテリジェンスを支えるアズビルから、次世代を見据えた力強いメッセージが届きました。2019年11月02日、同社の横田隆幸取締役は決算発表の場で、半導体製造装置向けFA(ファクトリーオートメーション)機器の受注状況について、回復の兆しが見え始めたことを明らかにしています。
FAとは、工場内の作業をコンピューターやロボットで自動化する技術を指し、人手不足が深刻化する現代において不可欠なシステムです。世界を揺るがす米中間の貿易摩擦という荒波に揉まれながらも、2019年04月01日から2019年09月30日までの上半期実績は、当初の予測を上回る堅調な数字を叩き出しました。
SNS上では「製造業の冬がようやく終わるのか」「アズビルの数字が良いなら、半導体業界全体の反転攻勢も近いかもしれない」といった期待の声が広がっています。厳しい外部環境に屈することなく計画を上振れさせた同社の底力には、市場関係者からも熱い視線が注がれていると言えるでしょう。
5G商用化が追い風に!具体化する次世代のビジネスチャンス
今回の発表で最も注目すべき点は、次世代通信規格「5G」の足音が確実に聞こえ始めていることです。横田取締役によれば、2019年10月頃から、具体的な商用化を背景とした実務的な商談が舞い込み始めているといいます。これまでの期待感が、ついに具体的な「ビジネスの動き」へと形を変えた瞬間です。
5Gは単なるスマホの高速化に留まらず、あらゆるモノがネットに繋がるIoT社会の背骨となる技術です。これに伴う半導体需要の爆発的な増加は、アズビルの計測・制御技術が最も輝くフィールドに他なりません。商談の活発化は、まさに巨大な需要のビッグウェーブが到来する前兆ではないでしょうか。
筆者の視点としては、アズビルのこの「底入れ」宣言は、日本の製造業全体にとっての希望の光だと確信しています。自動化技術の進化は、生産性を飛躍的に高める鍵となります。5Gという強力な武器を手に入れた同社が、今後どのような革新を工場にもたらすのか、その動向から一刻も目が離せません。
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