現代社会を生き抜く私たちの生活において、切っても切り離せないのが「お金」にまつわる悩みではないでしょうか。インターネット接続大手のビッグローブ株式会社が2019年9月初旬、スマートフォンを所有する20代から60代の男女1000人を対象に実施した「お金に関する意識調査」の結果が発表され、人々のリアルな経済状況が浮き彫りとなりました。調査結果によれば、1ヶ月の間に自分の意志で自由に使える金額として最も多かった回答は「1万円未満」であり、全体の23%を占めていることが判明しました。
さらに驚くべきことに、自由になるお金が「全くない」と回答した人も8.4%存在しています。これらを合算すると、全体の約3割にのぼる人々が、月1万円にも満たない極めて限られた予算で日々の楽しみをやりくりしているという、衝撃的な実態が見えてきます。SNS上でもこの結果に対して、「月1万円では趣味も交際費も賄えない」「将来への不安が募るばかりだ」といった、切実な悲鳴や共感の声が数多く寄せられており、多くの現代人が金銭的な余裕を失っている状況が伺えるでしょう。
若年層を直撃する生活費の重圧と食費の負担
世代別に詳細を見ていくと、特に若い世代の困窮ぶりが顕著に表れています。自由なお金がゼロであると答えた割合は20代が11%と全世代で最も高く、次いで30代が10.5%という結果になりました。働き盛りの若者たちが、日々の生活を維持することに精一杯で、自分への投資やリフレッシュに資金を回せない現状は、非常に深刻な問題だと言わざるを得ません。私個人の見解としても、活気ある社会を築くべき若者が希望を持てるような、賃金体系の改善や公的支援の拡充が急務であると感じております。
また、毎月の家計において心理的な重荷となっている項目、いわゆる「費目(ひもく)」についても興味深いデータが出ています。費目とは家計簿などで支出を分類する項目のことですが、回答者の33.5%が「食費」を最大の負担として挙げました。特に20代ではその割合が4割にまで達しており、生きていくために不可欠な「食」という根源的な部分が、若者の家計を激しく圧迫している現状が推測されます。食の質を落とすことは健康被害にも繋がりかねず、単なる節約の問題として片付けるべきではありません。
食費に続いて負担を感じる項目には、家賃や住宅ローンが33.1%、各種税金が32.3%、社会保険費が28.9%と、固定費や公的な支出が上位に並んでいます。家賃などは固定費、つまり毎月決まって支払う必要のある費用の代表格ですが、これらが家計の大きな割合を占めることで、個人の消費活動が制限されてしまう負のループに陥っているようです。2019年11月06日現在、消費増税の影響も色濃く残る中で、多くの日本人が財布の紐を固く締めざるを得ない厳しい冬を迎えています。
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